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<第53回顕忠日>平和守護へ思い新た
護国英霊らの冥福を祈り献花する参列者
忠魂碑の設けられている大行寺で納骨堂50周年追念行事を行い英霊の冥福を祈った
北韓の核放棄促す

 第53回顕忠日追念式が6日、韓国中央会館で営まれ、北韓の南侵によって開始された韓国戦争(50年6月25日〜53年7月27日)で存亡の危機にさらされた祖国を救おうと自ら出陣した在日学徒義勇軍同志会の李奉男会長や、犠牲になった学徒の遺家族ら約150人が参列した。

 民団中央本部の鄭進団長は献花後の追念辞で、不幸な歴史が繰り返されないよう努力することを強調し、議国英霊の願いであった韓半島の平和と安定・発展のため北韓に対して核問題の早期完全解決を促すとともに、在日同胞の未来のために懸案の地方参政権獲得に全力を尽くすことを誓った。

 権哲賢大使は、追念辞(李鍾範国防武官代読)で「6・25戦争で祖国が危機に直面した時、救国の一念で日本地域から義勇軍として自ら志願して参戦、祖国守護のために尊い生命を捧げた護国英霊を決して忘れない。今日の繁栄する自由民主主義と市場経済もこのような護国英霊の犠牲があったからだ」と英霊らの冥福を祈るとともに感謝の意を表明した。

 参列者は、犠牲者を悼み献花すると同時に祖国の平和守護・繁栄と民主的統一推進への思いを新たにした。

 式後、李会長をはじめとする同志会会員と遺家族らは、犠牲英霊の遺骨奉安のための納骨堂と忠魂碑の設けられている大行寺(あきる野市)にバスで移動、納骨堂50周年追念行事を行い英霊の冥福を祈った。青年会中央本部の幹部4人も参列した。

 「6・25」のとき祖国防衛のために、日本全国から在日自願兵として祖国の戦場に出兵した青年・学徒は642人で、そのうち135人が戦死・行方不明になっている。

(2008.6.11 民団新聞)
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