百済ゆかりの地に韓国風東屋 蒲生郡日野町国際親善協が建設 |
日野町一扶余郡恩山
姉妹都市交流20周年を記念
【滋賀】蒲生郡日野町国際親善協会(野田修一会長)は忠清南道扶余郡恩山面との姉妹都市交流20周年を記念、百済ゆかりの鬼室神社横に「国際交流広場」を建設した。8日の竣工式には藤澤直広町長、鄭東賢面長、具滋源民団滋賀本部団長らが出席した。
鬼室神社には百済から渡来した文化人、鬼室集斯の墓が祀られている。集斯は天智天皇の信任を得て、学識頭(フミノツカサノカミ、現在の文科相)として日本の官吏養成に努めた人物。一方、恩山面には集斯の父・福信将軍を祭る恩山別神堂がある。いわば、親子の縁が両自治体を取り持ったといえる。
広場には韓国の古代建築様式を模した六角形の東屋が設置されている。鬼室集斯の名にちなんで「集斯亭」と名づけられた。
鄭面長は「これからも、姉妹都市の友好増進に寄与していきたい」と語った。
(2009.11.18 民団新聞)
|
|