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大阪市の次は東京都で。大阪市議会で「ヘイトスピーチへの対処に関する条例」が可決したことを受け、これまで体を張ってヘイトデモに抗議してきた人たちが19日夜、東京・新宿の都庁前に集まり、約1時間にわたって抑止条例の制定を要求した。
呼びかけたのはカウンター団体の一つ「差別反対東京アクション」(代表、石野雅之さん)。4度という寒空の下、約50人が参加し、法務省作成の「ヘイトスピーチ許さない」と書かれた黄色いプラカードなどを掲げて約1時間にわたって示威活動を繰り広げた。
石野代表は、「2020年オリンピック・パラリンピックの開催を前にしているのに、銀座でヘイトスピーチデモが繰り返されている。こんなことで外国からお客を迎えられるのか」と批判した。 このほか、杉並区議の金子けんたろうさん(共産党)や精神科医の香山リカさんもマイクを握り、「大阪に続く2番目でもいいじゃないか。いつまでヘイトスピーチを放っておくつもりなのか」と抗議した。都外から駆けつけたある参加者は、「東京都でヘイトスピーチ規制条例が成立したら、関東圏の自治体も無視できないだろう」と語った。
(2016.1.27 民団新聞) |
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