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<読書>ネットと愛国、在特会の「闇」を追いかけて…産み落とされた徒党集団

 街頭に日の丸を林立させ、「ゴキブリ」「叩き殺せ」と大声で在日排斥を叫ぶ「在日特権を許さない会(略称、在特会)」の街宣活動を目撃したことがあるだろう。「不当な言いがかり」と腹を立て、ヘタに意見しようものなら、囲まれてリンチまがいの制裁にさらされてしまうほどだ。

 彼らはアルバイターやサラリーマン、OLといったごく普通の一般市民で構成する日本最大の「市民保守団体」だ。著者は「大半が真面目。ある意味、『草の根』という言葉がこれほどふさわしい組織もほかにあるまい」という。しかし、ひとたびマイクを握ると、目の前にいる「朝鮮人」をつるし上げる激烈なアジテーターに豹変する。その落差にはめまいさえ覚えるほど。

 そんな「在特会」の闇を、著者は緻密な取材で明らかにしていく。罵声を浴びせられながら組織の幹部に迫った。在特会の「産みの親」とも「育ての親」ともいわれる「保守」の重鎮からは「弱い者いじめ」「うっぷん晴らしを目的とするただの徒党集団」「インスタントな愛国心」といった批判の声を引き出している。

 日常生活で感じる不安や不満のはけ口として安易な「愛国心」が利用されるとしたら、これほど怖いものはない。著者は「在特会は『生まれた』のではない。私たちが『産み落とした』のだ」と繰り返し強調している。

安田浩一著
講談社
(1700円+税)
03(5395)3522

(2012.11.7 民団新聞)
 

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