「チームの問題点をじっくり分析し、戦力アップを図りたい」と語る洪明甫監督

　五輪7大会連続出場をめざす韓国は、中東勢と対決することになった。

　７日、マレーシアのクアラルンプールのＡＦＣハウスで開かれたロンドン五輪アジア最終予選・組み分け抽選会で韓国は、サウジアラビア、カタール、オマーンと同組のAグループに編成された。

　韓国は日本、オーストラリアとともにシードとなっていたが、対戦相手はすべて中東勢。サウジアラビアとの五輪代表間の戦績は1分け1敗、カタールとは2分け1敗と劣勢だ。唯一、オマーンには2連勝を収めている。

　韓国は９月21日にホームでオマーンと初戦。11月23日にカタールとアウエー戦、11月27日にはホームでサウジアラビアと戦う。来年２月５日にサウジアラビア、22日にオマーンとアウエー戦。３月14日にカタールとホームで最終戦を行う。

　アジア地域の五輪出場枠は３.５。アジア最終予選は12チームが３組に分かれホーム＆アウェーのリーグ戦を行い、各組１位が本選に出場。各組2位は、中立国でプレーオフを行い、首位チームがアフリカのプレーオフの勝者と最終プレーオフを行う。

　今回の組み合わせ抽選の結果について洪明甫監督は、「３チームとも中東であり、遠征対策に万全を図りたい。相手分析をはじめ、苦手とするチームへの対策を考える必要がある。いずれにしても長丁場となる最終予選はどの試合も簡単ではない」と話している。また、洪監督は「２次予選を通じて現れたチームの問題点をじっくり分析し、戦力アップを図りたい」と徹底した準備に意気込んでいる。

アジア地区最終予選組み分け
▽A組：韓国、カタール、サウジアラビア、オマーン
▽B組：オーストラリア、イラク、ウズベキスタン、ＵＡＥ
▽C組：日本、バーレーン、シリア、マレーシア