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「平和」「共同」に好感…「朝鮮通信使」記憶遺産へ前進
縁地連絡協の阿比留正臣事務局長(左)
縁地連絡協 ユネスコで確認

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)記憶遺産への登録をめざす「韓日朝鮮通信使資料」がその「平和的価値」を高く評価され、国際諮問委員会(IAC)の1次審査を通過していたことがわかった。韓国の財団法人釜山文化財団と共同で申請書を作成したNPO法人朝鮮通信使縁地連絡協議会の阿比留正臣事務局長が12月21日、民団中央本部の記者・市民セミナーで明らかにした。内示は9月、正式発表は11月とみられている。

記者・市民セミナー報告会

 ユネスコ記憶遺産登録をめざす資料のタイトルは「朝鮮通信使に関する記憶‥ 17〜19世紀の日韓間の平和構築と文化交流の歴史」。韓国側が63件124点、日本側が48件209点。外交記録、旅程の記録、文化交流の記録にジャンル分けされている。英文の共同申請書を2016年3月30日、パリのユネスコ本部に提出した。

 セミナーで阿比留事務局長は申請書の翻訳には苦労したという。ちなみに「朝鮮通信使」は韓国語の「チョソントンシンサ」を使った。ここには「世界共通語にしていこう」とのもくろみもあるようだ。

 昨年は広報活動の年と位置づけ、京都、東京のほか11月にはユネスコ本部のあるパリで大きな展示イベントを行った。釜山文化財団との共催。

 滞在中の11月16日、共同申請した民間団体の代表らがユネスコ本部を礼訪し、韓日両国国会議員31人連名の推薦状を事務局に提出した。

 阿比留事務局長によれば、ユネスコは「平和遺産」と「共同申請」という二つのキーワードに好感を示したという。2〜3月には他国の専門家から意見を聞く2次審査を行うとも伝えられた。

 阿比留事務局長は「記憶遺産登録の可能性がさらに高くなった。登録はまちがいない」とセミナー参加者を前に自信を持って答えた。

(2017.1.1 民団新聞)
 
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