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ここでも、韓日助け合い…障害者スポーツ<2>アーチェリー選手李愚公さん
パラリンピック韓国代表をめざし練習を続ける李愚公さん
韓国の障害者アーチェリー選手団と交流する李愚公さん(右から2人目)

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引きこもり克服へ射つ
目指すはパラリンピック…アーチェリー選手李愚公さん

 脳性麻痺の在日3世、李愚公さん(23、京都市北区)はアーチェリーに打ち込みながら障害者を対象とした世界最高峰のスポーツ競技大会、パラリンピックに韓国代表として出場する日を夢見ている。

 愚公さんは足や膝、股関節などが麻痺しており、一人では自由に移動できない。アーチェリーとの出合いは5年ほど前。引きこもりがちだったが、高校卒業後、京都市障害者スポーツセンターに通うようになってから、「これならできそう」と数ある競技から選んだ。現在、授産所に通いながら日本人コーチの指導のもと、週に2回は練習を続け、技量を磨いている。

 昨年の第20回京都市障害者スポーツセンター室内アーチェリー「初級の部―上肢に障害を伴う者の部」で準優勝。今年3月の同大会では堂々と優勝した。

 韓国の障害者スポーツ人と交流したいと、個人的に大邱を訪問したときには、韓国国内の関係者からもちょっとした注目を集めた。大邱市内の障害者スポーツセンターでアーチェリーを担当する河サンスクさんの紹介で水原に行き、パラリンピック代表の安テソン監督と出会った。

 安監督からは「まだまだ実力は伸びる。韓国代表をめざし、強化合宿に参加しては」と勧められたほど。

 愚公さんは生まれたとき、医者から寝たきりの障害者になると言われてきた。しかし、母親の魯三善さんは、愚公さんが寝たきりの生活にならないよう、離乳食をとるころには、背もたれなどを使って、家族一緒に食事をとれるようにした。

 首がすわると、歩行器に座り、足をバタバタしていた。こうしたことで、成長してからも寝たきりにならならずにすんだ。

 「一生懸命がんばっているので、なんとか愚公の夢をかなえさせてやりたい」。的をにらみ集中するわが子を見守る魯さんの思いは熱い。

(2013.8.15 民団新聞)
 

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