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金床憲さんがお披露目 シリーズ全4作出版へ 百済と日本の関係を絵本にしてネット上で紹介してきた金床憲さん(51、千葉)が、シリーズ4作目となる「河内飛鳥の昆支王(こんきおう)」を執筆。7日、東京・秋葉原駅前の書店内にあるイベント会場を使ってお披露目した。題して「日本と百済の関係を解き明かす大人の絵本展」。 A3サイズの額にして、20枚の絵が展示された。昆支王とその時代の背景となる歴史資料などは別途、12枚に解説としてまとめられた。会場に足を運んだ人たちはネットを通じての愛読者が多く、金さんと歴史談義に夢中になっていた。 昆支は百済の王族。日本書紀によれば461年に渡日した人物で、百済国では王に継ぐ役職に就いていた。安宿(飛鳥)を開拓したその功績を称え、大阪府羽曳野市にある飛鳥戸神社の祭神として祭られている。日本で生まれた2人の息子は後に百済に帰り、百済国の東城王と武寧王になった。武寧王の子、聖王は日本に仏教を伝えた。 金さんが日本のなかで息づく渡来文化に出会ったのは20歳のころだった。大阪市内の貨物ターミナルである「百済」駅の看板を見て大きな衝撃を受けた。日本の中で韓半島の文化が大切にされてきた歴史を知ってもらおうと、絵本の制作を思い立った。 05年にシリーズ第1作となるWEB絵本「猪甘津猪飼野千六百年」を公開。その後、2年周期で第2作、第3作と発表してきた。今回の第4作は4年ぶりの作品。金さんは近く、シリーズ1から4までを同時出版しようと計画している。 (2014.3.19 民団新聞) |