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東日本の公立中学が初の韓国修学旅行
梨大附属中生徒の見送りを受ける両国中学生(左)
墨田区立両国中学校
区が海外解禁に踏み切る…高いハードル乗り越え

 東京都墨田区立両国中学校(森本芳男校長、569人)が韓国への2泊3日の修学旅行を終え24日、帰国した。東日本の公立中学校では初めての海外修学旅行だった。実現までには高いハードルが立ちはだかったが、学校側の熱意で1つひとつクリアしてきた。両国中学が海外修学旅行へ道筋をつけたことで、東日本の他校へも広がりそうだ。

 森本校長が海外修学旅行を職員会議に諮ったのは昨年の春。多くの教職員が「えっ! 本当に行けるのか?」という表情を浮かべたという。

 海外修学旅行はこれまで費用、日程などの面から西日本を中心とする私立学校しか実現できなかった。公立としては84年の小倉商業高校(福岡県北九州市)が初めて。04年度には中学校でも公立24、私立4の計28校が韓国に旅立っているが、いずれも西日本に限られていた。東日本からの海外修学旅行は、まだ「夢のよう」だったのだ。

 墨田区教委は早くから森本校長の決断を後押ししてきた。区が韓国の西大門区と姉妹都市の関係を結んでいたこと、新タワー建設を前に国際交流都市を目指していたこともプラス要因。PTAも積極的に賛同した。

 だが、修学旅行はあくまで教育の一環。区教委はたくさんのハードルを課した。まず、行き先は2泊3日の旅程から自動的に韓国と決まっていたが、費用は区の決めた基準をクリアしなければならず、森本校長自ら大韓航空と掛け合った。最後は大韓航空側が根負けして「言い値」で折れたという。青少年交流では韓国観光公社が仲立ちとなってソウル市を動かし、梨花女子大学附属中学校との交流をセットした。言葉や習慣は婦人会墨田支部などが事前学習を請け負った。

 修学旅行には3年生174人が参加、22日から2泊3日の日程でソウル市内を回った。梨花女子大学附属中学校では身振り手振りで言葉の壁を乗り越え、最後は抱き合って別れを惜しんだ。区教委でも「中学生同士の文化理解を深めることができた。これからの生活によい励みになる」と、海外修学旅行の解禁に教育効果があったと認めている。

 森本校長は「若いうちに国際感覚を身につけるうえで国外に出ることは重要。子ども同士の交流をさせたかった」と話している。森本校長が海外修学旅行へのレールを敷いたことで、両国中は来年も修学旅行は韓国へ行く予定。近隣の区も注目しているという。

(2007.5.30 民団新聞)
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