ソフトバンクの孫正義会長は20日、11年ぶりに韓国を訪れ、「グローバルグリーン成長サミット」で基調演説を行ったほか、李明博大統領を表敬訪問し、韓国、日本、中国の企業5000社による情報技術(IT)ベルトの構築を提唱した。 また孫氏が「ゴビプロジェクト」(モンゴルのゴビ砂漠での太陽光発電プロジェクト)について「韓日中3国による協力で推進してはどうか」と提案したのに対し、李大統領は「再生可能エネルギー拡大のためには、国際的協力が重要だ。韓国は能動的に行動する準備ができている」と答えた。 孫氏はこれまでも日本、韓国、中国を中心にIT企業約800社に投資しており、「北東アジアのIT企業が互いに協力すれば、世界の情報革命をリードできる」と強調した。 一方、李大統領は同サミットの開会式で、「世界のグリーン成長をけん引するグリーン技術センターの設立や、グローバルグリーン技術賞を制定する計画」を明らかにした。また、開発途上国のグリーン成長を支援する政府開発援助(ODA)を増やしていく考えを示した。 (2011.6.29 民団新聞) |