| 子どもたちに韓国の踊りを教える金利惠さん | | 山本忠利さん |
25日に川崎で公演 金利惠韓国舞踊公演 in KAWASAKI「金利惠とわんぱくなこどもたち ハナ・トゥル・セッ・ネッ!虹かかった〜!」が25日、川崎市国際交流センター(中原区)で開かれる。在日韓国人2世の韓国舞踊家、金利惠さんの指導のもと、川崎市で和太鼓、民舞などの伝統芸能を伝承する子どもたちの集団「平間わんぱく少年団」(山本忠利代表)の40人が初めて小鼓舞(ソゴチュム)に挑む。 韓国舞踊家 金利惠さんが指導 毎月1回、金さんが韓国から教えに来る4回目の練習が6月13日、平間小学校体育館(中原区)で行われた。金さんのいない間は児童の母親で少年団のOBで作る「和太鼓祭音」所属の堀内瞬さんが指導する。 金さんが「みんな、前に練習したこと覚えてる?」と話しかけるが、5歳から中学1年までの18人は、韓国の踊りと4拍子のリズムがつかめていない様子だ。 ステップしながら2列に分かれる練習を何度も繰り返す。だが動きはバラバラ。金さんは根気よく説明する。「お客さんは誰が一生懸命やっているか見ているから横を見ない」と注意する。 中村昊太君(10)は「経験したことのない踊りだけど一生懸命やってる」と話し小学6年の男児は「疲れる。違和感もあるけど、ずっと続ければ好きになるかも」と言う。 この日、子どもたちは、昨年12月に少年団35周年を記念して韓国民話「さんねん峠」をミュージカル化した公演のときの衣装を着用した。母親たちの手作りだ。 公演は昨年、金さんのマネージメントを行う「青い鳥創業」副社長、長井八美さんと山本さんが出会ったことで実現した。初めて日本の子どもを教える金さんは、振り付けは分かりやすく構成し、ソゴを叩く場面を増やした。 少年団は毎週金・土曜日に集まって練習し、これまで国内外で数多くの公演を行ってきた。金さんは「韓国の子どもより飲み込みが早い。うまくなくても楽しんで韓国のものをやっていると感じてくれたらいい」と話す。 山本さんは「子どもたちはプロではないし達成感がなければ続かない。新しい体験として金さんから教わって、ここまできたと感じることが大事」だと練習を見守る。 開演16時。入場料一般3000円、学生(大学生・中高生)2000円、小学生以下1500円。前売り取り扱いは平間わんぱく少年団・山本(090・9677・2205)、青い鳥創業(03・3486・7727)。 <第1部>小鼓舞と日韓のわらべ唄<第2部>金利惠と山本忠利のトーク<第3部>金利惠の韓国舞踊公演。 (2015.7.15 民団新聞) |