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<京都福祉事業特集>念願が実り感無量の思い
心安らかな施設に
民団京都本部団長 金有作

 2005年9月28日の民団新聞紙上で「故郷の家・京都」の建設計画が発表されてからまる3年が経ったいま、ようやく京都の在日同胞が待ちに待った在日のための老人ホーム「故郷の家・京都」の完成が間近に迫ってきました。

 植民地時代から苦難に耐え、言葉では表せない苦労をしてこられた1世たちは、介護が必要な年齢になっても苦労をしています。

 私たちの願いは、日本の地で祖国にも行けないまま年老いて亡くなってゆく在日高齢者が、地域のお年寄りと共に、それぞれの文化を大切にしながら、心安らかに過ごせる故郷のような施設を贈ることです。

 超高齢化社会を迎えた同胞社会にとって、介護の社会化・高齢者福祉環境の整備は、生活者団体を標榜する民団活動に必要不可欠な課題でありました。そのため、この事業への協力は私が京都民団の2期目の団長を務めている間に数多く行ってきた事業の中でも、最重要課題の一つと位置づけてきました。

 私は建設計画の初期段階から建設委員会の委員として、あるいは支援の会世話人として積極的に関わってきましたが、その道のりは平坦なものではありませんでした。

 建設予定地では心ない一部の地元住民との摩擦があり、反対運動が起こる可能性もありましたが、多くの時間を費やし、毅然とした態度と誠意を尽くすことで乗り越えることができました。地元での説明会に多くの地域民団員が駆けつけてくれ、積極的な声援を送り励ましたことは今でも忘れることができません。

 折からの建設価格の高騰や資金難による建設計画の縮小を考えざるを得ないという局面にも遭遇しましたが、同胞社会の貴重な社会資源であることを考え、過度な経済的負担をあえて負い、将来性のある施設を作る決断を行った「こころの家族」理事会の英断に心を打たれることもありました。在日同胞の共有財産として、精神面のみならず建設資金面でも強力な後援活動を行っていこうと決心する故でもありました。

 これまでのことを考えると、感無量の思いがします。同胞社会の思いと「社会福祉法人こころの家族」の理念が重なりあったことで、ようやくここまでたどり着けたのだといえます。

 完成間近とはいえ、募金活動等を通じての後援活動はまだ必要とします。また、完成後も施設運営にボランティア活動などを通じて積極的に参与する必要があると思います。

 そうしてこそ、本当の意味で「故郷の家・京都」が、われわれ京都在住同胞の社会資源として生かされることになるでしょう。

(2008.9.17 民団新聞)
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