【大阪】在日同胞9万3000人を北に送り込んだ総連の責任を問う損害賠償請求訴訟控訴審は1審同様、時効を理由に原告、元在日同胞脱北者の高政美さんの訴えを却下した。
大阪高裁の赤西芳文裁判長は5月26日、判決文で、「控訴人の北朝鮮への帰国が、控訴人、日本赤十字社、北朝鮮赤十字会及び北朝鮮政府を当事者として行われたものと評価した原審判断が誤りであるということはできない」として、総連の関与にも触れなかった。
原告支援団体の「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」の三浦小太郎代表は、「朝鮮学校の教科書記述を見ても、総連自身がこの運動を展開したと認めている。北韓から脱出した帰国者もほぼ全員、朝鮮総連にだまされたと語っている。今回の判決は北朝鮮で命を絶たれたすべての帰国者、日本人妻への侮辱であり、歴史の真実を隠蔽するものだ」との考えを明らかにした。
原告の高政美さんは5月27日、最高裁に上告した。
(2010.6.9 民団新聞)
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