地方本部 HP 記事検索
特集 | 社会・地域 | 同胞生活 | 本国関係 | スポーツ | 韓国エンタメ | 文化・芸能 | 生活相談Q&A | 本部・支部
Home > ニュース > 次世代情報コーナー
<民団江戸川>オリニ図書室オープン…団員が韓国と橋渡し
ハングルの絵本や児童書を手にとって読む「民団江戸川ハングル教室」のオリニたち
ハングル絵本・児童書2000冊

 ハングル絵本・児童書約2000冊を所蔵する小さな図書室が26日、民団東京・江戸川支部会館3階にオープンした。同支部は「民団江戸川ハングル教室」で学ぶオリニたちの教材として活用していく。同支部団員がソウルに本部を置く社団法人海外同胞本送り運動協議会(ソン・ソックウ理事長)に働きかけて実現した。

 実際に本を手に取ってみると、個人名もちらほら。かつての所有者個人や公共機関が不要となった児童書を海外同胞本送り運動協議会に寄託したのだ。同協議会ではこうした本を「韓国の歴史と文化を忘れないで」と、17年前から海外の同胞機関に無償で配っている。

 韓国と日本の間で本の橋渡しをしたのは、団員の崔恩英さん。崔さんは海外同胞本送り運動協議会日本支部本部長の要職にあり、ソウルに本拠を置く韓国紙文化財団(ノ・ヨンエ理事長)が設立した韓・日折紙交流協会の理事も務めていることから、双方の協力を仰いだ。

 日本までの輸送費は民団江戸川支部と崔さん個人が負担した。同支部は今後、「ハングル教室」に通う子どもたちのための読み聞かせ教育に活用したい考えだ。担当するのは東京韓国学校高等部に通う団員の子女2人。学校の授業のない土曜日にボランティアを買って出るという。

 同支部での開所式には本を心待ちにしてきた同ハングル教室に通う子どもたちも保護者同伴で参加した。

 李鍾郁支団長は「韓国の子どもたちが大事にしてきた本です。韓国語を覚えるのに役立つ。たくさん読みましょう」と呼びかけた。来賓の民団東京本部の鄭文吉事務局長は、「東京でオリニ向けの図書室ができたのは初めて。韓国の伝統と、ウリマルを教えていけば次世代育成にもつながり、有意義だ」と祝辞を述べた。

 同支部の宋美永事務部長は、「今後も本が増えていけば、近隣の民団葛飾支部や民団千葉本部にもシェアしていきたい。個人への貸し出しも検討していく」と話している。問い合わせは同支部(03・3650・7701)。

(2016.11.30 民団新聞)
 
最も多く読まれているニュース
差別禁止条例制定をめざす…在日...
 在日韓国人法曹フォーラム(李宇海会長)は7日、都内のホテルで第6回定時会員総会を開いた。会員21人の出席で成立。17年度の報告があ...
偏見と蔑視に抗って…高麗博物館...
 韓日交流史をテーマとする高麗博物館(東京・新宿区大久保)で企画展「在日韓国・朝鮮人の戦後」が始まった。厳しい偏見と蔑視に負けず、今...
韓商連統合2年、安定軌道に…新...
金光一氏は名誉会長に 一般社団法人在日韓国商工会議所(金光一会長)の第56期定期総会が13日、都内で開かれた。定数156人全員(委任...
その他の次世代情報コーナーニュース
613人で満員御礼…東京韓...
 2018学年度東京韓国学校附設土曜学校が4月21日、開講した。受講生は613人。保護者を含め約1000人が同校小講堂を埋めつく...
ちびっ子ボウラー はつらつ...
定員をオーバー…焼肉交流会に大喜び 「こどもの日」を前にした3日、在日本大韓ボウリング協会(張智成会長)は日本韓食...
世界韓人次世代大会参加者を...
 在外同胞財団(韓佑成理事長)では、今年9月17日から21日までの4泊5日間にわたり、ソウル市内および近郊で開催される「第21次...

MINDAN All Rights Reserved.