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世界遺産登録呼びかけ 長崎県が「旅する長崎学講座」を各地で開催しながら対馬と朝鮮通信使の歴史・文化を全国に発信している。21日は東京・墨田区の江戸東京博物館で「県外講座」を開催。400人収容のホールがほぼ、満席となった。 長崎県対馬市と韓国は、対馬市の観音寺から盗難にあった「観世音菩薩坐像」の返還をめぐってぎくしゃくした関係を続けている。毎年8月に開催されてきた朝鮮通信使を再現するまつり「対馬アリラン祭」も、今年は中止になった。それでも、県として、韓国との交流方針に変わりはないという。冒頭、県の石塚孝副知事は、「仏像問題はあっても、韓国との間でさらなる交流の拡大をめざしていく」と述べた。5月にはソウルに県事務所を開設したことを明らかにした。 講座では朝鮮通信使研究で定評のある仲尾宏さん(京都造形芸術大学客員教授)が「朝鮮通信使‐江戸時代の誠信外交と交流」、写真家で元長崎県対馬支庁長の仁位孝雄さんが「文禄慶長の役&朝鮮通信使の道」と題してそれぞれ講演した。2人は「朝鮮通信使をユネスコ世界記憶遺産に」と呼びかけた。 同講座は9月14日、午後2時から福岡市中央区のレソラNTT夢天神ホールでも開催される。 (2013.8.28 民団新聞) |