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延べ参加者は約6万人
地方参政権獲得へ決起大会も
1979年夏に「尊敬され信頼される婦人会づくり」をテーマに全国の婦人会地方本部・支部役員を対象にスタートした全国婦人会大研修会は、15〜17日まで大分県別府市内のホテルで開かれた九州地協大研修会で200回となった。延べ参加者は約6万人にのぼる。
余玉善中央本部会長は15日の九州地協大研修会の開会式あいさつで「200回を迎えることができたのは、ひとえに各地方本部の先輩、幹部、会員の皆様のおかげです」と感謝を述べ、「今後も先輩方の民族・同胞に対する熱い思いを大事に、研修会を継続、強化して次世代に継承していく」と強調。「学んだことを次の活動に活かしてほしい」と呼びかけた。(5面に余会長インタビュー)
大研修会は「婦人会のあり方」「組織の基本精神」「婦人教養」「内外情勢」および在日同胞にとっての重要課題に関する講義・討論、交流会などからなり、毎年夏に関東、近畿A・B、中北、中四国、東北、九州などのブロック別に開かれてきた。
スタート初期には外国人登録法と関連して指紋押なつ問題が取り上げられ、外登法改正問題を中心とした学習を行い、押なつ制度廃止への決起などを決議した。さらに在日同胞の権益擁護問題を取り上げ、「91年問題」(65年の韓日協定締結時に積み残された「協定3世以降の法的地位問題」に関する韓日間協議)、「生活権拡充運動」(国籍条項の撤廃)などについての研修も実施した。
94年以後、民団が最重要課題のひとつとして推進している地方参政権獲得について、「在日同胞と婦人会の課題」として獲得運動を民団とともに推進。大研修会でも地方参政権問題を学習し、96年度からは地方参政権獲得のための決起大会を同時に開くようになった。
大研修会は、地方参政権獲得に向けて参加者が決意を新たにする場ともなっている。今年度の決起大会で余中央本部会長は、「獲得運動は今年が正念場だ。今年中になんとしてでも勝ち取りたい」と述べ、継続して運動に全力を傾けるよう呼びかけた。
なお、大研修会参加者は、毎年2000〜2500人。
今年度の大研修会は関東地協(3〜5日)から始まり、17日閉会の九州地協で終了した。
(2008.7.30 民団新聞)
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