地方本部 HP 記事検索
特集 | 社会・地域 | 同胞生活 | 本国関係 | スポーツ | 韓国エンタメ | 文化・芸能 | 生活相談Q&A | 本部・支部
Home > ニュース > 社会・地域
<愛知人権擁護委>ネット対策どうする…ヘイトスピーチでシンポ
愛知韓国人会館でのパネルディスカッション
 【愛知】愛知県韓国人人権擁護委員会(韓一星委員長)は16日、インターネットを通じて行われる不当な差別的言動の解消に向けたシンポジウムを愛知韓国人会館で開催した。

 韓委員長が「ヘイトスピーチ対策法が施行されたことで路上での激しい言葉は減ったが、ヘイトスピーチそのものがなくなったわけではない。われわれになにができるのかを一緒に考えたい」と趣旨説明。この問題に詳しい大東文化大学の渡辺雅之准教授と当事者を代表して川崎市ふれあい館の職員、崔江似子さんが講演した。

 崔さんはこの1年間、川崎市で息子と一緒にヘイトデモと闘い続けてきた。その結果、国の対策法が川崎市を動かし、いまはふれあい館のある桜本でヘイトデモはできなくなった。一方で「いやなら即刻出て行け」「祖国で暮らしなさい」といったインターネット上のヘイトスピーチは四六時中拡散を続けていると述べた。

 第2部のパネルデイスカッショでは民団中央本部の権清志企画調整室長がコーディネーターを務め、「ネットでのヘイトをなくすための方策はどうあるべきか」を問いかけた。

 渡辺准教授は「近い闘いとしては反論をしていくこと、中間の闘いとしては政党に訴える。長い闘いとしては、あらゆる差別をなくすために闘っていかなければ」と強調した。

 崔さんも「法務局とネットのプロバイダーが協定を結ぶなどヘイトを許さないといったルールを作り、対策法以上の法的仕組みが必要」と訴えた。民団愛知本部の朴茂安団長は「自国に誇りを持つことは尊重される。同じく他国のことも尊重してほしい」と呼びかけた。

 シンポには民団関係者ら100人が出席した。

(2016.12.21 民団新聞)
 
最も多く読まれているニュース
差別禁止条例制定をめざす…在日...
 在日韓国人法曹フォーラム(李宇海会長)は7日、都内のホテルで第6回定時会員総会を開いた。会員21人の出席で成立。17年度の報告があ...
偏見と蔑視に抗って…高麗博物館...
 韓日交流史をテーマとする高麗博物館(東京・新宿区大久保)で企画展「在日韓国・朝鮮人の戦後」が始まった。厳しい偏見と蔑視に負けず、今...
韓商連統合2年、安定軌道に…新...
金光一氏は名誉会長に 一般社団法人在日韓国商工会議所(金光一会長)の第56期定期総会が13日、都内で開かれた。定数156人全員(委任...
その他の社会・地域ニュース
本国で初の本格公演…婦人会...
 【釜山】婦人会福岡本部コーラス部「サランバン」が5日、龍頭山公園特設ステージで開催された「朝鮮通信使祝祭」韓日文化交流公演に初...
在日1世が開発「平壌冷麺」...
東京・大田区「名物グルメ」認定 李致鎬さん 板門店での南北首脳会談後、メーンの夕食料理として供された平壌冷麺がソウル市内の専門店...
いちご摘んで韓国語学習も…...
 【奈良】民団奈良本部(李勲団長)は4月22日、高市郡明日香村でオリニを対象としたウリマル野外学習を行った。同本部としてはこれが...

MINDAN All Rights Reserved.