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| 新田篤実県議会議長に宛てた抗議文を県議会事務局長に手渡す朴昭勝団長(右) | 地方参政権要望になぜか領土問題
【広島】民団広島県本部(朴昭勝団長)は6月28日、広島県議会を訪ね「永住外国人住民の地方参政権確立のための意見書採択を求める要望書」提出の際に新田篤実県議会議長のとった誠実さを欠く対応に遺憾の意を表明した。
民団が要望書を提出したのは6月2日のこと。関係者によれば新田議長は、「わしがダメというんだから、ダメ」とまったく取り合おうともせずあまつさえ領土問題にまで言及したという。民団側は「正当な県民としての扱いを受けることができなかった」と、新田議長に発言の撤回と謝罪を求めていた。
県議会の加賀美和正事務局長によれば、新田議長は「私の本意ではない。不愉快な思いをさせたとすれば残念」と釈明し、指摘された発言については否定したという。新田議長は前日の6月1日に開かれた中国5県正副議長会議の席上、島根と鳥取県から「竹島の日」条例にならって広島県としても何らかの対応を迫られていたという。
要望書の取り扱いをめぐっては6月29日、議会運営委員会で協議した。しかし、全会派の賛同を得られず、本会議にはかけられなかった。民団広島が地方参政権意見書の採択要望書を提出したのは03年9月から数えて今回が7回目。
(2006.7.5 民団新聞)
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