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<日本映画>韓日の激動を生き抜いて…ふたつの祖国、ひとつの愛〜イ・ジュンソプの妻〜
2人の挙式写真 C2013天空/アジア映画社/太秦
現在の山本さん C2013天空/アジア映画社/太秦

「一筋ね」貫く思い
夭折の画家と日本人妻の今

 韓国の国民的画家、イ・ジュンソプ(李仲燮、1916〜56年)とその日本人妻、山本方子さん(92、東京都在住、韓国名李南徳)の愛を描いた、酒井充子監督のドキュメンタリー映画「ふたつの祖国、ひとつの愛〜イ・ジュンソプの妻〜」(配給=太秦)が12月13日から、東京・中野区のポレポレ東中野ほかで順次全国公開される。

 「ふたつの祖国…」は、植民地時代、南北分断、韓国戦争という激動の時代を経て、仲燮亡き後も一途な愛を貫く、山本さんの現在の姿を映し出す。「韓牛」の絵で著名な仲燮は苦難の時代を生き、死後に伝説となった悲運の画家だ。

 山本さんは39年、文化学院美術部に入学し、韓国からの留学生、仲燮と出会う。仲燮はソウルで開かれた展覧会に出品するために帰郷するが、戦況が悪化し、東京に戻れなくなった。45年3月、山本さんは単身、韓国に渡り、仲燮の故郷である元山で結婚、李南徳として生きて行く。映画では2人の挙式写真が紹介される。満ち足りた表情が印象的だ。

 辛い別れがその後に訪れる。分断下に南北それぞれの政権が樹立され、対立が激化するなか、50年6月25日、韓国戦争が勃発。戦火と貧困に追われ、釜山、そして済州島へと移り住む。52年、体調を崩した山本さんと2人の子どもは日本に帰り、離れ離れに。2人にとって唯一の通信手段だった手紙は200通以上におよんだという。

 仲燮が家族との再会を果たしたのは、特別滞在許可を得て、一週間足らず日本に滞在した時だけだ。これが家族との最後の別れとなった。

 生前、キャンバスも買えないほど貧しかった仲燮はその後、心身を病み、誰にも看取られず39歳で亡くなった。

 山本さんは再婚しなかった。「一筋ね」と、仲燮への思いを語っている。全編に一途な愛と信頼で結ばれた夫婦の姿が映し出される。

 ポレポレ東中野(03・3371・0088)。上映会場情報は公式サイト(http://u-picc.com/Joongseopswife/)。

(2014.11.5 民団新聞)
 

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