| 職安通りに出たデモ隊に「ヘイトデモ中止」と怒りの声を浴びせる市民(8日、権徹さん撮影)
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東京韓国学校の無償化撤廃を叫ぶ「日侵会」を名乗る民族差別集団が8日の昼下がり、東京・新宿の新大久保地区でデモを行い、歩道で待ち構えていた市民から「ヘイトデモ中止!」などといった抗議を受けた。 抗議団は特定の組織所属ばかりか、偶然、現場を通りかかった人たちも目立った。一般市民は大久保公園から職安通りにさしかかる歩道を固めた警視庁機動隊に通行を制限され、デモ行動の趣旨を知って自発的に隊列に加わった。 この日、東京はわずか数時間前に2020年オリンピックの開催地に決まったばかり。「オリンピックをやる東京で民族差別は断じて許せない」「民族差別主義者の警護より、まず、このデモを止めさせることから始めろ」と、やりきれない表情で機動隊に叫ぶ姿も見られた。 一部は「レイシストを通すな」とばかり、デモコースとなった大久保公園から職安通りに通じる歩道に座り込み、あるいは寝転がったりして封鎖行動に出たが、警備の機動隊に一人ずつ排除された。 デモ隊が職安通りに入ると、拳を振り上げて「日本の恥」、「差別はやめろ」の大きな叫び声をあげた。 (2013.9.11 民団新聞) |