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共生の息吹市民が共感…韓国伝統文化公演イン奈良
奈良市公募事業が民団の提案を採用

 【奈良】「韓日親善友好韓国伝統文化公演イン奈良−歴史の風」(民団奈良本部主催)が17日、奈良市内で開催され、ならまちセンター市民ホールは全国各地から駆けつけた招待客500人で満員立ち見の盛況となった。同本部(黄泰壽団長)は「想定を超えた大成功」と喜んでいる。 同事業は奈良市が公募していた市民連携事業の一つ。同本部の提案が5月に市の特別協力事業として採用され、創団70周年記念事業として準備してきた。県日韓親善協会が協賛。後援は県、市、大学、市民団体など25団体。

 公演では韓国伝統舞踊の代表である国家無形文化財、伝授助教3人が中心となり、奈良では初めてとなる「昇天舞」、「サルプリ」など9つの伝統舞踊演目を披露した。日本側からも天理大学雅楽部が特別友情出演。奈良から発する共生の息吹は市民の共感を呼び、多くの拍手が送られた。フィナーレでは全員で「アリラン」を合唱し、会場が一体となった。

 滋賀県から駆け付けたという高齢の在日同胞は、「地元民団のポスターを見て、これは行かなければと直感した」という。民団山口本部の主催するチャンゴ教室に通う女性は、「こんな演奏、舞台は見たことがない。来年も開かれるのならまた奈良に来たい」と語った。

 公演後、観覧者から寄せられたアンケートからも熱い感激が伝わってきた。「演劇は初めてだが、同じアジア人として通じるものを感じた」、「ほんものを見せてもらった。指先の動きのすごさ、きれいさを感じた」、「感激して涙が出た。韓国、日本の両国の方が仲良く踊られているのが良かった」、「もっと日韓交流を深めたい」。

 静岡から駆けつけたある日本の婦人は、抽選にはもれたものの「雰囲気だけでも感じたい」と会場前に立ち続けた。公演後は出演者と記念写真に収まり、満足そうだった。

 開式セレモニーで黄団長が、「公演により、歴史的・文化的な両国の緊密さと友好関係が、広く市民にいきわたり、地域の韓日親善友好促進の事業と機運がますます発展することを切望する」とあいさつ。田野瀬良太郎日韓親善協会会長は「民団さんと二人三脚で日韓親善の一翼を担わせていただいた」と述べた。

(2016.12.21 民団新聞)
 
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