【大阪】積水ハウスに本名で勤務する徐文平さんと差別発言をした顧客との間で争われていた裁判が和解に至ったことを祝う報告会が22日、八尾市内で開かれた。徐さんの裁判闘争を支援してきた市民団体が主催。関係者100人余りが参加した。
支援団体は、民族差別的な発言は社会的に許されないということが公に認められたということ、さらに積水ハウスが在日社員の差別裁判を支援したという点でも成果だったと総括。津田尚廣弁護士は「差別発言だけで訴訟を起こし、勝訴したことは画期的だった」と振り返った。
裁判の過程では企業が右翼からの脅迫にさらされ、徐さんも慣れない内勤に異動させられるなどして大きな苦痛を受けてきたものの、1日に念願だった元の職場に復帰していた。
(2008.3.26 民団新聞)
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