|
Home > ニュース > 特集 |
安全で幸せな暮らしを
文在寅大統領新年会見演説（要旨）
「人中心の経済」を実践雇用改革を推進…革新成長へ第４次産業革命
尊敬する国民の皆様。
昨年、私は平凡が一番であることを日に日に実感しました。
真冬の中、終始キャンドルを灯した後、毎日を充実に過ごしている平凡な家族たちを見ると、私たちの未来を楽観視することができました。
私たちが民主主義の歴史を再び記すことができたのは、平凡な人、平凡な家族の勇気ある暮らしが私たちの周りに常にいたからです。私はそれがとても誇りに思います。おかげで、私たちは今日の希望を再び語り合うことができました。
国民の皆様には、大切な日々を国に捧げてくれました。国を正しく建てる力を与えてくれました。これからは国が国民たちの期待に応えなければなりません。より正義らしく、平和らしく、安全で幸せな暮らしを約束します。それがまさに国らしい国です。
2018年、政府と私の目標は、国民たちの平凡な日々を守り、より豊かにすることです。国民の意思と要求を真摯に受け止め、実現するよう努力します。国民の暮らしの変化を肌で感じられるようにします。
国民の皆様。私は大統領に就任して最初に行ったことは、執務室に仕事の状況が分かる掲示板を設置したことです。
「人中心の経済」という国政哲学を実践するためでした。仕事は私たちの経済の中枢であり、個々人の生活の基盤です。「人中心の経済」の中心には雇用があります。
政府は、良い仕事場を拡大するため、昨年の補正予算をきっかけに政府支援システムを全面改編しました。公共部門の非正規職の正規職化が開始しました。また、8年ぶりの大妥結で、今年の最低賃金引き上げ率が16・4％に決定しました。雇用問題の解決に率先した企業も増えました。労使間でも仕事の共存のための努力が始まりました。
◆正規職化と最賃アップ
政府は今年、このような変化を拡散させます。特に最低賃金の引き上げは、経済の体制を変える意義深い決定です。低賃金労働者の暮らしのレベルアップを保証し、世帯所得を高め、所得主導成長の基盤とします。
共生と共存のために、小商工人と零細・中小企業の負担を軽減する支援対策も滞りなく実行されるでしょう。
就職市場に参入する20代後半の青年人口は昨年から2021年まで、39万人増加しますが、2022年からは急速に減少することでしょう。青年の雇用は、これらの人口構造の問題に直面しています。したがって、今後3〜4年間は特別な対策が必要です。私は青年の雇用問題を国家的な課題として今後、直接とりまとめていきます。
雇用の格差を解消し、雇用の質向上も大切です。非正規職の正規職化、賃金格差解消、労働時間短縮、ワークシェアリングのような根本的な雇用改革を達成する必要があります。特に労働時間の短縮は、これ以上、留まってはならない課題です。
すべての経済主体の参加と協力が必要です。社会的対話と大妥結に重点を置いて推進します。労使を問わず、大企業でも中小企業でも、正規職でも非正規職でも意志を強く持って会います。労使政対話を復活します。
国会も、労働時間の短縮立法などで職場改革を推進してください。
革新成長と公正な経済のため、政府も努力を続けます。
革新成長は、未来成長動力の発掘だけではなく、良い職場を作り上げるためにも必ず成功しなければなりません。年末までに、自動運転車のテスト都市（Ｋ‐Ｃｉｔｙ）が構築されます。新たにスマートファクトリーが2000カ所に普及されます。スマートシティの新しいモデルも数カ所造成する計画です。国民の皆様に4次産業革命と革新成長の成果が感じられるよう期待しています。
公正な経済は反則と特権のない社会、共に豊かな国へ進むための基盤です。不正採用、優位な地位を悪用したパワーハラスメントなど、生活の中にある積弊を必ず根絶します。すべての国民が公正な機会と競争が保証されるようにします。
◆財閥改革へ厳正な法執行
財閥改革は、経済の透明性はもちろん、経済成果を中小企業と国民に還元するという側面でも重要です。厳正な法執行で談合を無くします。
財閥一家の変則的な支配力の拡大を制御します。企業の支配構造改善のために、株主の議決権を拡大し、「スチュワードシップ・コード」を導入します。
企業活動を抑圧したり、萎縮させることではありません。むしろ大企業の世界競争力を高めるものと信じています。
金融も国民と産業発展を支援する金融として革新しなければなりません。金融圏の主従関係、融資の不当などの金融積弊をなくして、さまざまな金融事業が発展できるよう規制も改善します。不完全な金融販売などの消費者の被害を防ぎ、庶民、中小商工人のための金融機能を大幅に強化します。
国民所得３万ドル時代生活費の負担低減…時短、定期退勤に重点置く
尊敬する国民の皆様。
昨年何度も、胸の痛む災害や事故がありました。そのたびに、すべてが大統領と政府の責任であるように感じ、心苦しかったです。今年は安全な大韓民国を創るために全力を尽くします。
国民の安全を国政目標とし、体系的に管理します。特に、大規模な災害や事故については、1回限りの対策ではなく、日頃から対応ができるようにシステムを整備します。
◆3大分野の死者半減を目標に
2022年までに自殺防止、交通安全、産業安全の「3大分野死亡半減」を目標とし、「国民の生命を守る3大プロジェクト」を集中的に推進します。
感染症、食品、化学製品などの安全性の問題も定期的に点検し、国民に報告いたします。また、児童虐待、青少年暴力、ジェンダーバイオレンスを追放し、汎政府的な重点事業として推進します。セウォル号惨事で亡くなった子どもたちとの約束である、安全な大韓民国を必ず創ります。
尊敬する国民の皆様。
昨年多くの国民に会いました。日々、認知症の家族を世話する人、起業に失敗し、人生の袋小路に直面している青年、放課後、ひとりぼっちのわが子を心配するワーキングマザー、一人ひとりが大切な国民です。
今年は国民所得3万ドル時代を迎えます。3万という数字が重要なのではありません。国民所得3万ドルにふさわしい生活水準を私たち国民が実際に味わうことが大切なのです。今、国と政府が国民の柵となり、傘になります。政府の政策と予算で、より入念に国民の生活を取りまとめます。
今月から、健康保険の保障強化と認知症国家責任制度が本格的に開始されます。
医療、住宅、教育と保育に対する責任と公共性を強化し、基本的な生活費の負担を下げます。これ以上、過労社会が続いてはなりません。長時間労働と過労が日常化しては、幸せはありません。労働時間の短縮と定時退勤を政府の重点事業として推進します。
2月からは、消費者金融も含めて法廷最高金利を24％に引き下げます。返済能力のない長期少額延滞者の債務を削減します。7月には、クレジットカードの手数料を追加値下げします。庶民と小商工人たちの力になることを期待しています。
昨年、政府が8600億ウォンを出資したマザーファンドが市場にサポートされます。3月には、これに続いて、10兆ウォンづくりを目指す革新的な冒険ファンドが発足します。
創造的なアイデアを持った青年たちが起業に挑戦できるよう、政府がファンドを介して資金を支援し、技術開発、販路開拓を支援します。
3月に政策金融機関の連帯保証制度が全面廃止されます。再創業支援プログラム専用のファンドも本格的にサポートを開始します。恐れることなく、起業に挑戦し、失敗を経験しても、再挑戦できる社会を創ります。
7月には、労働者と企業が旅費を積み立て、政府が追加費用を支援する労働者の休暇支援制度を施行します。
低所得層をサポートする文化利用券を1人当り6万ウォンから7万ウォンに増やし、図書購入、公演観覧など、文化支出に対する所得控除も新たに実施します。国民の皆様が、さらに文化を享有し、リラクゼーションできる生活を楽しめるよう、願っています。
9月から高齢者の基礎年金が20万ウォンから25万ウォンに引き上げられます。お年寄りの健康も支援します。
◆認知症治療と育児支援を強化
昨年、重症認知症患者の医療費と義歯治療費の本人負担率を大幅に削減しました。今年下半期にはインプラント治療費の本人負担率を50％から30％に引き下げます。
育児の負担を国が一緒に請け負います。9月から、5歳までの子どもに育児手当10万ウォンを新たに支給します。安心して預けられる、国公立保育園を今年450カ所開園します。政府の保育支援費を9・6％に引き上げますので、保育サービスの質が高まることでしょう。
終日介護サービスを市区町村に拡大するモデル事業が上半期に開始されます。ワーキングマザーの心配も和らげます。女性が結婚、出産、育児をしながらも、自分の人生と価値を守れる社会を作っていきます。
国民の生活を改善するために、政府も革新します。革新の方向は再び国民です。政府運営を社会的価値中心に変えます。国民の参加と協力を通じて仕事をする政府になります。
公職社会の古い慣行を革新して、信頼される政府に生まれ変わります。
2月末までに「政府革新総合推進プラン」を策定して推進します。
尊敬する国民の皆様。
昨年、私たち国民が持った民主主義のキャンドルが国民の生活に、私たちの社会のあちこちに広がっています。
昨年末、就任後初の現場訪問先だった仁川空港公社から嬉しい便りが届きました。非正規職1万人を正規職に転換することで労使が合意しました。
国民の安全と生命を扱う業務、常時的かつ、持続的業務に従事する労働者は正規職として雇用する必要があります。それこそがキャンドルが望んでいた常識であり定義なのです。
10月22日、大韓民国は新しい熟議民主主義の章を開きました。長年、葛藤していた懸案の新古里原子力発電所5、6号機の問題を公論化委員会を通じて成熟に解決しました。
対話をしながら折り合い、その結果を尊重する成熟した民主社会こそキャンドルが願っていた大韓民国なのです。私たち国民は、民主主義のキャンドルをより大きく、広く明示しています。今、キャンドル精神を国民の生活に拡張し、制度化すべきなのです。
地方選と改憲国民投票国民の基本権拡大…地方分権と自治を強化へ
尊敬する国民の皆様。
憲法は、国民の生活を盛る器です。国の責任と役割、国民の権利のために、私たち国民の考えと能力が30年前とは大きく変わりました。
30年を経た昔の憲法では、国民の意志に応じられません。国民の意志が国家運営に正しく反映されるように、国民主権を強化します。
国民の基本権を拡大し、地方分権と自治を強化する必要があります。地方選挙と憲法改正国民投票の同時実施は、国民との約束です。大統領選挙では、すべての政党と候補が約束しました。
社会的コストを削減する道でもあります。今回の機会を逃し、別途に国民投票をした場合、少なくとも、国民の税金1200億ウォン以上が費やされます。 Интим салоны Саратова приглашают всех мужчин и женщин для откровенного общения. Вас рады встретить и насладить проститутки Саратова. проститутки саратова Каждый, даже самый щепетильный клиент, может найти нужный «товар». Сексуально привлекательные девушки просто поражают своим изобилием.
憲法改正は議論の時点から国民の希望が反映されるべきで、政略になってはなりません。山積した国政課題の推進を困難にするブラックホールになってもいけません。
地方選挙と同時に憲法改正国民投票をするには、残り時間が多くありません。国会が責任を持って率先していただくよう、重ねて要求します。憲法改正の合意をしていただくよう促します。
政府も準備します。私は一貫して、憲法改正は内容と過程の両方が国民の参加と意思が反映される「国民改憲」にすべきと強調してきました。私はその約束を果たすため、大統領として最善を尽くします。
国会の合意を待つ一方で、必要であれば、政府も国民の意見を収斂する国民改憲案を準備して、国会と協議していきます。
尊敬する国民の皆様。
韓半島の平和定着で国民の生活が平和で安定されなければなりません。韓半島で2度と戦争があってはなりません。
私たちの外交と国防の究極の目標は、韓半島で戦争が再発することを防ぐことです。私は今すぐに統一を望んではいません。私の任期中に北韓の核問題を解決し、平和を堅固にすることが私の目標です。
国を支えるわが国民が、外交安保の足がかりであり、里程標なのです。韓半島で平和をもたらすパワーの源です。昨年、私はそのパワーを頼りに、周辺4大国と国際社会に韓半島の平和原則を一貫して主張することができました。
堂々とした中堅国として新北方政策と新南方政策を明らかにすることができました。南北関係においても対話の必要性を継続的に提起することができました。
昨日、北韓と高位級会談が開かれました。停滞していた南北対話が復活しました。北韓の平昌五輪参加に合意しました。
◆「平和五輪」へ最後まで努力
トランプ大統領は、南北対話と平昌五輪を通じた平和ムード造成を支持しました。韓米合同訓練の延期にも合意しました。
今からが始まりです。私たちは、平昌冬季五輪とパラリンピックを成功させねばなりません。「平和五輪」になるよう、最後まで努力します。
さらに、北韓の核問題も平和的に解決されるべきです。これによって、南北関係の改善と韓半島の平和の転機とすべきです。
今年が韓半島平和の新たな元年になるよう、最善を尽くします。この過程で、同盟国の米国と中国、日本などの関係国をはじめ、国際社会と一層緊密に協力していきます。
平昌で平和の水流が流れれば、これを強固なスキームに定着させます。北韓の核問題解決と平和定着のために、より多くの対話と協力を引き出していきます。
改めて強調します。
韓半島の非核化は平和に向けた過程であり、目標です。南北が共同で宣言した韓半島の非核化こそ私たちが決して譲れない基本的な立場です。
韓半島に平和のキャンドルを灯しましょう。国民一人ひとりの生活の中に深く入り込んだ不安と不信をぬぐい取ります。
一歩一歩、国民と共に戦争の心配のない、平和で安全な日々を作っていきます。
◆未来志向の韓日関係重要
尊敬する国民の皆様。
私は先週、慰安婦被害者のお婆さんを青瓦台に招きました。80年以上前に花盛りの少女一人も守れなかった国家が被害を被ったお婆さんたちに改めて深い傷を抱かせました。国家の存在理由を考えさせられました。
韓日両国間が公式的に合意をした事実は否定できません。日本との関係をしっかり改善していくことも非常に重要です。しかし、誤った結び目は解かなければなりません。
真実から背を向けた所から道を進むことはできません。真実と正義という原則に基づいていきます。歴史に正しく立脚することは、2度と悲惨なことが起こらないよう、人類社会の教訓として残し、共に努力していくことです。
大統領として私に与えられた歴史的な責務だと考えています。政府は、被害者のお婆さんたちの名誉と尊厳を回復してあげます。心の傷を癒せる措置を取っていきます。
この過程で、お婆さんの声を何度でも聞いていきます。お婆さんたちが余生を気楽に過ごせることを切に望みます。
私はまた、日本と心が通じる真の友人になることを願っています。韓国と日本は文化歴史的に多くの部分を共有しています。両国が共に努力し、共同繁栄と発展を遂げていくべきです。
私はこれまでも明らかにしてきたように、歴史問題と両国間の未来志向的協力を分離して努力していきます。
韓日関係が未来に向かって進むとき、北韓の核問題はもちろん、多様で実質的な分野で緊密に協力していけると信じています。
尊敬する国民の皆様。
来年は大韓民国臨時政府樹立100周年です。臨時政府の伝統を継承した大韓民国の建国100周年です。
国民主権を取り戻すために臨時政府を樹立したその時から、国民主権を実現するためにキャンドルを持って、新たな政府を発足させるまで、大韓民国は国民の力でここまで来ました。
大韓民国がこれから進む道も、国民の道となるべきです。
国民が幸福になる条件と環境を作ることが、今年、私たちすべてが一緒にすべき仕事です。新しい百年を誓い、大韓民国が進むべき道なのです。
平凡な人生が民主主義を育て平凡な人生がより良くなる1年を作ってみます。
ありがとうございました。
（2018.01.18 民団新聞） |
|
|
 |
