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独り芝居「身世打鈴」を32年間演じる女優(05.05.18)
3000回目へ挑戦も…新屋 英子さん


 1世オモニの姿を彷彿させる迫真の演技は、日本人であることを忘れさせる。

 これまでに在日同胞問題をはじめ反戦、反差別をテーマにした作品にも取り組んできた。新屋さんを駆り立てるのは、日本人という枠を超えて、人間として向き合わなければならない問題だからだ。

 厳しい環境で辛酸をなめながらも逞しく生きてきた在日の思いを、舞台を通じて日本人に知らせたかった。

 17歳で日本の敗戦を迎えた皇国少女は、戦争の愚かさに気づく。舞台で演じる申英淑の「戦争はあかん」と語る場面は、まさに日本の植民地時代を生きた在日たちの叫びであり、自身の痛烈な思いでもある。

 25歳で演劇を始め、45歳の時に「身世打鈴」を初演。むくげの会編「身世打鈴在日朝鮮人女性の半生」に衝撃を受けた。自ら脚本を手がけ、これまでに100人を超えるハルモニの聞き取りと改稿を重ねた。実話に基づく物語は、人々の心を揺り動かした。

 韓服姿のオモニを嫌い、家族の反対を押し切って帰化した息子がこの芝居を見て、職場で本名を使用することを決意した例もあり、本名宣言した在日も多いという。

 「在日の方たちは、私には足下にも及ばない苦労をしてきた。そういう思いをしっかり胸にたたんで芝居をしないといけない」

 4月の2000回公演を終え、次の目標3000回公演に向けてのスタートが切られた。

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 1928年生まれ。52年劇団「制作座」入団、57年「関西芸術座」創立。山田洋次監督「学校」、李闘士男監督「お父さんのバックドロップ」などに出演。

(2005.05.18 民団新聞)
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