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国際ブッカー賞
韓江さんの『菜食主義者』
英国の文学賞である国際ブッカー賞の選定委員会は16日、ロンドン市内で開かれた授賞式で、韓国の女性作家、韓江さん（45）の短編集『菜食主義者』を受賞作としたと発表した。
ブッカー賞は英国最高の文学賞とされ英国と英連邦の作家を対象にしていたが、2014年から国籍とは関係なく英語で書かれ、英国で出版されたすべての文学書を対象にしている。国際ブッカー賞は05年に制定され、現在は英語外の言語で書かれた小説と翻訳者に共同で授与している。
『菜食主義者』は04年に季刊『創作と批評』に連載された小説で、07年に単行本で出版された、韓江さんの3作目の長編小説。
英語版『菜食主義者』はデボラ・スミスさんの翻訳で、昨年1月に英ポロトベロ出版社から『ザ・ベジタリアン』のタイトルで刊行された。
2人には5万ポンド（約773万円）が授与される。韓江さんの受賞は韓国人初となる。
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ブノワ賞最優秀賞
24歳のキム・ギミンさん
「バレエ界のアカデミー賞」と称される「ブノワ賞」が17日、モスクワのボリショイ劇場で発表され、男性ダンサー部門最優秀賞は韓国出身のキム・ギミンさん（24、露マリインスキー・バレエ所属）に決まった。
韓国の男性ダンサーでは初の受賞。これまでキム・ヒョンウンさん（06年）、イ・ドンフンさん（12年）が候補になったが、受賞できなかった。
東洋人の男性ダンサーでは、中国のワン・ディさん（06年）に続きギミンさんが2人目となる。
ギミンさんは11年、東洋人ダンサーとしては初めて世界トップクラスの一つ、マリインスキー・バレエ団に入団し、3年余りでプリンシパルに昇級した。昨年末にはパリ・オペラ座バレエ団で公演した「ラ・バヤデール」で主役であるソロル役を演じて評価された。
99年に女性ダンサー賞を受賞した、カン・スジン国立バレエ団団長は「男性的で躍動的な動作が長所。特に高難度のテクニックを持つ珍しいダンサーだ。若いのに似合わず成熟さまで備えている」と評価した。
（2016.5.25 民団新聞）
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