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「扇の舞」で韓国理解

兵庫の高校で「いきいきハイスクール」



「扇の舞」の練習に励む
今津高校の生徒

■異文化体感、県が助成

 【兵庫】地域住民と共に韓国の文化に触れ、親しむ兵庫県立今津高校恒例の「いきいきハイスクールー異文化理解」が今年も同校で行われた。

 14、15日の両日にわたった講習会には同校演劇部生徒や保護者ら定員を上回る28人が参加、「扇の舞」を体験した。講師は韓国でのサルプリ履修者で在日同胞舞踊研究家の張智恵さんが担当した。

 受講生は「ハナ、トゥル、セ…」(1、2、3)のかけ声に合わせ、呼吸や足の出し方から学んだ。演劇部の女子生徒は初めて着るチマチョゴリが楽しくてならない様子。男子生徒も学生服姿に扇を持ってチャレンジしていた。


■人気高く、定員上回る28人参加

 「いきいきハイスクール」は、兵庫県が助成金を出して県内の各高校に奨励している特別活動の一環。テーマは異文化等国際理解、スポーツ活動の活性化、障害児教育の理解などがある。

 今津高校では同校に勤務する金園恵教諭が中心となり「隣国の文化にふれる」様々な試みを行ってきた。主なものはチャンゴ教室、チマチョゴリ試着会、韓国料理教室など。

 兵庫県外国人教育に取り組む同校の小西和治教諭は「在日は生まれ育った日本の文化を、日本人は隣国、地域に住む韓国人の文化を知ってほしい」と話している。

(2000.01.19 民団新聞)



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