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「内外人平等」テーマに討論会

愛知経友会・日本政治家も招く



地方参政権問題も話し合われた
愛知経友会の討論会

 【愛知】日本の政治家を交えて内外人の平等について思いのたけを語り合う愛知県韓国人経友会(韓義雄会長)のパネルディスカッションが16日、名古屋市内のホテルで開かれた。会場には在日同胞や日本市民ら四百余人が詰めかけ、討論に聞き入った。

 開会に先立ち韓会長は、在日同胞に関する問題を幅広く討論する場が必要とされている、と開催に至った経過を述べた。

 人材育成コンサルタントの辛淑玉さんをコーディネーターに自民党の木村隆秀衆議院議員、草川昭三・公明党副代表、民主党の赤松広隆衆議院議員、日本共産党の松本善明国会議員団総会副会長、民団愛知県本部の徐海錫副団長がディスカッションした。

 壇上のパネラーだけでなく会場の参加者からも数多くの意見が投げかけられるなど白熱した双方向の論議が行われた。

 特に、日本の戦後処理問題、地方公務員採用に関する国籍条項、民族学校と民族教育の必要性など様々な角度から問題が提起された。中でも、地方参政権や国籍条項の問題では、「在日同胞に地方参政権を与えると何が問題か」「地方公務員職で消防職が除外されているのはなぜか」について論議が深められた。

 各パネラーらは「差別のない社会は必ず来るし、私たち自身が作っていかねばならない」「一世の苦労を二世、三世は忘れないで欲しい」などと参加者に訴えた。

(2000.01.26 民団新聞)



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