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自らの死生観を舞台化

マルセ太郎さんが2月に「春雷」公演



マルセ太郎さん

 老人や障害者問題といった重いテーマを笑いのオブラートに包んで舞台化してきたマルセ太郎さんが、2月に人生の節目となる新作を上演する。

 郊外に建つ一軒の家が舞台。土砂降りの雨が降り続き、時々雷鳴がとどろく外とは断絶した世界だ。70歳になる3人の老女が、訪れた3人の男を相手に「いまは昔」と恋物語、果ては死生観まで語りだす。

 がんにおかされたマルセさん。忍び寄る死をどう迎えようとしているのかが舞台からうかがえそうだ。タイトルは「春雷」。マルセさんのプロデュースする作品としては、自らの出自を題材とした「イカイノ物語」に続いて十作目に当たる。

 上演は東京・両国のシアターX(カイ)を会場に、8日から13日まで。問い合わせは電話03(3430)7536マルセカンパニー。

(2000.01.26 民団新聞)



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