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同胞奨学生の募集開始
「朝鮮奨学会」と「韓国教育財団」



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日本学校に通う高・大学生が対象

 日本の高校、大学で学ぶ在日同胞生徒の学業を支援する奨学制度の募集が、韓国教育財団と財団法人朝鮮奨学会で開始される。両奨学財団ともに古い歴史を持ち、これまで数多くの同胞に奨学金を支給してきた。「在日同胞学生の教育レベルを向上しよう」という趣旨から奨学金の返済義務がない給与奨学金制度をとっている。

 在日韓国教育後援会から発展して63年に設立された韓国教育財団(徐東湖理事長)は高校生と大学生を対象に4月5日から28日まで募集を受け付ける。奨学金支給額は、高校生が年額10万8000円、大学生が年額30万円で、いずれも年2回に分けて支給される。

 募集人員は高校生が70余人、大学生が130余人(昨年実績)となる。

 一方、90余年の歴史を持つ財団法人朝鮮奨学会(高桂煥、権碩鳳両代表理事)も4月から募集を開始する。

 高校生は4月1日から5月1日まで1100人を募集する。支給額は月額1万円。大学・大学院生は4月10日から5月10日まで(継続申請の場合は5月1日まで)受け付ける。短大・学部生が月額2万5000円(650人)、修士課程が月額4万円、博士課程が月額5万円(修士・博士合わせて100人)となっている。

 審査は、両奨学会ともに書類審査のうえ、必要により面接審査が行われる。また奨学金は、成績が優秀でありながら学費の支弁が困難な同胞学生を支援するという目的のために給付制を取っており、返済の義務はない。

 願書は、韓国教育財団は東京、神奈川、大阪、神戸、福岡、札幌、仙台、新潟、長野、千葉、岐阜、京都、広島、下関の各韓国教育院で配布する。願書は居住地の民団地方本部に提出する。朝鮮奨学会は東京の本部と関西支部で配布し、願書提出も受け付ける。

 朝鮮奨学会の場合、留学生も受け付けているが、新規申し込みの場合は各大学の奨学担当部署を通じてしか申請できないので、注意が必要。

 両奨学会の連絡先は次の通り。

▽韓国教育財団=東京都港区南麻布1-2-5。03(5419)9171

▽財団法人朝鮮奨学会=東京都新宿区西新宿1-8-1。03(3343)5757

(2000.03.15 民団新聞)



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