民団新聞 MINDAN
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◆韓国プロ野球、済州道でも初開催

 韓国プロ野球のオープン戦が11日からスタートした。今年のオープン戦は昨年より1チーム当り1試合ずつ増えた2試合ずつ行うことになっており、各チームの戦力を分析する機会が多くなった。また最近野球に関する関心が高まった済州道でもオープン戦が2試合開かれる。プロ野球公式試合が済州道で開かれるのは初めて。

 一方、新生球団「SK」の創団が遅れ、11日から21日までは既存7球団による対戦。「SK」は22日から参加する。


◆統一新羅時代の大型寺刹跡発掘

 全羅南道和順郡平野地帯で統一新羅時代に建てられた大型寺刹の跡が全南大学博物館チーム(発掘責任者=イム・ヨンジン教授)によって発掘された。またこの場所が「コンリム寺」という寺であったのではないかと思われる瓦の破片も発掘され、湖南地方での新たな仏教遺跡の発見となった。

 数百箱にのぼる瓦が出土され統一新羅時代末期と推定される蓮花・鬼面など多様な模様の瓦も発掘された。寺と地名が記された瓦とその様式などから、この寺刹が統一新羅時代に築造されたもので、高麗時代を経て、朝鮮朝時代の初期まで存続した平地寺とみられている。

 光州博物館の金ソング館長は「多様な形態の文様の瓦が大量に出土され重要な研究対象」だと評価した。


◆韓国初のクローン雄牛が誕生

 国内初の雄のクローン子牛が誕生したことが確認された。ソウル医大の獣医科大学の黄ウソク教授(47)は「2月18日、国内で初めてクローン技術による双子の子牛が生まれた」と話した。昨年2月と3月、黄教授が誕生させたクローン乳牛子牛「ヨンロンイ」とクローン韓国子牛「ジニ」など今まで国内で雌の動物のクローンは頻繁に行われたが、雄のクローンは今回が初めてだ。

 今回初めて生まれた双子のクローン牛は、乳牛と韓国牛各1匹ずつで乳牛は生まれた当時43・5s、韓国牛は26sで、現在京畿道華城郡地域のある牧場で健康に成長している。乳牛と韓国牛の耳からそれぞれ切り取った体細胞をクローン、修正し、代理母である3歳の母乳牛の子宮に移植した後、275日目に生まれた。


◆セクハラと雇用差別は「5050」

 職場で雇用差別やセクハラを受けた女性労働者は、各地域の局番に末尾の「5050」に電話すれば助けを受けられる。労働部は8日、女性労働者の雇用差別やセクシャルハラスメント相談のための電話番号「5050」を運営することにした。皮切りとして地方官署46カ所と韓国女性民友会、韓国労働組合総連盟、釜山女性会、大邱女性会、光州女性労働者会、大田女民会など100カ所でこの電話を運営し、次第に全国に広げる計画だ。

 電話番号「5050」は男女が50対50で等しいという意味があり、助けを求める「SOS」と英語の綴りが似ている点で一般公募から選定された。

(2000.03.15 民団新聞)



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