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四物で"共生"訴え

学校と地域結ぶアリラン祭



合同で合奏する生徒たち

 【神奈川】学校と地域を結ぶ民族文化祭の「第7回アリラン祭」が20日、神奈川県の川崎市立労働会館で開かれ、300人以上の来場者が生徒らの日頃の練習成果を堪能した。

 今年は川崎市を中心とした中・高校16校から70人以上の生徒が参加した。多彩なプログラムで知られる同祭に今年、初めてテコンドが登場。参加した男女9人の生徒は姜淳さん(世界テコンド連盟公認六段国際師範)から8回程度の練習しか受けていないとは思えぬほど、次々と板割りなどを決めた。食い入るように見ていた2人の男子生徒は「すげぇー」を連発。

 同祭の目玉ともいえる創作劇では「ルーズソックス―見えるもの・見えないもの」と題し、通名を名乗る在日3世の女子生徒を中心に、真の国際化とは何かという問題点を投げかけた。

 また、同祭恒例の「プンムルノリ」には17人の生徒が参加、ケンガリやチャンゴなどの楽器を威勢よく打ちならした。後半、雨を降らし豊作を祈る「ヨルトゥバル」では、県立川崎高校3年の〓求永さんが帽子に付いた長いサンモを回すと会場から「チョッター」のかけ声もかかるなど、生徒らの努力が結実した文化祭となった。

(2000.03.22 民団新聞)



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