メディアをテーマに先端科学技術と芸術、産業が一つの場で出会う国際文化芸術祭「メディア・シティ・ソウル2000」が10月のアジア欧州会議（ＡＳＥＭ）に合わせ、９月２日から10月31日までソウル市立博物館、ソウル市立美術館、ソウル600年記念館、世宗文化会館をはじめソウル市内各所で開かれる。

　祭典には、国内外の優れたメディア作家および専門家が参加、コンピュータ、ビデオ、オーディオなどのメディアと芸術家の創造力を組み合わせた芸術作品を展示する招待展「国際メディア・アートショー」が開かれる。また映画、広告、放送、ミュージックビデオ、アニメ、ゲームなどの先端メディア産業の製作過程が見られる講演会など多様なプログラムが運営される。

■問い合わせ＝メディアシティ・ソウル2000組織委員会（ソウル772―9845）

◆５月７日に宗廊祭礼開催

　宗廊（チョンミョ）は朝鮮王朝の歴代王と王妃の神主（位牌）が祭られた儒教祠堂で、最も荘厳な建築物の一つだ。1995年12月、ユネスコによって世界文化遺産に指定された。毎年５月の第１日曜日（2000年５月７日）に宗廊祭礼という祭享儀式が行われる。

　宗廊祭礼は伝統儒教儀式に沿って進められるが、大きく式前行事と儀典行事に分けられる。式前行事では王が宮殿を出て宗〓に至る御幸行列が再現され、儀典行事は神を迎える儀式から各種祭祀儀式で構成される。王の御行行列は午前10時30分から12時まで行われる。宗〓正殿での祭礼は午後12時30分から２時30分までで、入場料は無料。

■問い合わせ＝宗廊大祭実行委員会（ソウル765-2124）

◆釈迦誕生日に全国で燃灯祭パレード

　釈迦誕生日である陰暦４月８日を前後して全国の寺院では燃灯祭が行われる。各寺院では提灯を手に仏を供養し、市内一円を行進したりもする。ソウルの場合、東大門から曹渓寺まで続く燃灯行事が最も盛大で、今年はこのパレードが５月７日午後７時から９時まで行われる。

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　このコーナーは韓国観光公社の「観光ニュース」がら抜粋しました。

■問い合わせ＝韓国観光公社東京支社（電話03-3580-3941）

（2000.04.19　民団新聞）