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韓国国会議員総選挙

議員の世代交代進む



 【ソウル】13日に投票が行われた第16代総選挙は、14日朝までに開票作業が終了した。選挙は、今回26議席減少した地方区227と比例代表46の計273議席で争われた。

 最大野党のハンナラ党(李会昌総裁、改選前122議席)が新定数273の過半数となる137議席まで4議席と迫る133議席を獲得した。

 投票日直前に「南北首脳会談合意」を発表し、好影響を期待した金大中大統領の与党・新1000年民主党(改選前98議席)は115まで議席を伸ばした。

 一方、選挙前に民主党との連立解消を宣言した金鍾泌名誉総裁率いる自由民主連合(自民連、改選前50議席)は、17議席しか獲得できず、20議席以上を必要とする国会の常任委員会メンバーを出す院内交渉団団体の資格も失った。

 公認漏れからハンナラ党を脱党したベテラン政治家らで結党された民主国民党(民国党、改選前10議席)も、わずか2議席しか獲得できなかった。

 また無所属などは六議席となった。

 今選挙では若手議員の当選が相次ぎ、世代交代が進んだ。

 ハンナラ党は地盤の釜山、大邱、慶尚道で60議席を独占した。民主党はソウルなどの首都圏の97議席中56議席を確保し、ハンナラ党との議席差を縮めた。

 民主党は、単独では少数与党とあって政局運営が厳しく、自民連との再連立や無所属当選者の取り込みによる過半数確保を目指すことになると見られている。

(2000.04.19 民団新聞)



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