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新任の崔大使を歓迎

全国民団幹部集いパーティ



乾杯する崔相龍大使(左)と金宰淑団長(右)

 新任の崔相龍大使を迎えた歓迎会が12日、都内のホテルに民団中央本部の金宰淑団長、姜永祐議長、洪性仁監察委員長をはじめ、各地の民団幹部と同胞各界から200余人が集まり、盛大に開かれた。

 7年余の日本留学経験のある日本通の崔大使の就任に、会を主催した金団長は歓迎辞で「経済問題や2002年のW杯など、大使の見識を韓日関係発展に生かし、常に本国と苦楽をともにしてきた在日同胞の歴史的経緯と特殊性を考慮し、地方参政権問題などの解決に向け在日同胞と対話を続けてほしい」と要望した。

 1965年の韓日会談直前に来日したという崔大使は、民団幹部や芥川賞作家の李恢成氏ら同胞各界の手厚い歓迎にあいさつした後、民団栃木県本部の崔泳安元団長のおかげで学業を続けられたと会場の崔氏に謝意を表した。

 続いて崔大使は98年の金大中大統領訪日を振り返り、「21世紀の韓日関係について学者として進言したが、今回は大統領の決断で14代目の駐日大使として就任することになり、大変光栄だ」と語った。また、「在日同胞の参政権獲得は、国内にいた時から関心を寄せていた。本国から派遣されている優秀なスタッフとともに、必要な時には前面に出ていく」と力強く述べ、「記憶に残る大使として尽くしたい」と同胞社会の協力を求めた。

 乾杯の音頭に立った辛容祥前団長(地方参政権推進委員長)は、「南北首脳会談の実現にも尽力した大使を迎え、参政権も必ず実現できる」と讃えた。会場では2002年W杯を成功させようと、福田奈々さんが「フレンドシップ…友情のゴール」を披露する中、大使は金団長と各テーブルであいさつを交わした。

(2000.04.19 民団新聞)



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