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民団各地、地方委・大会スタート

新年度活動方針、独自策検討へ



全国のトップを切って開かれた
埼玉本部の地方委員会(14日、同本部会館で)

 民団の各県本部における今年度方針を論議、採択する地方委員会が14日の埼玉県本部を皮切りに各地でスタートした。地方委員会では、3月23日の中央委員会で決定した活動方針をもとに、各地方の実情を加味しながら具体的な活動方針が決定される。地方委員会は各地で今月末まで順次行われる。また人事を決める地方大(総)会も18地方で開かれる。


■□埼 玉

青年母国訪問、今後も推進

 【埼玉】トップを切って行われたのは民団埼玉県本部(白台欽団長)の第53回定期地方委員会。14日に同県本部で地方委員27人と民団中央本部の金宰淑団長も参加して開かれ、今年度方針などを決めた。

 金中央団長は「開かれた民団へ一丸となって頑張ろう」と呼びかけた。

 白団長は、中央大会で選出された金中央団長の所信表明を高く評価しながら、「地方参政権の早期獲得を目指しながら、在日同胞のために力強く活動していきたい」と強調した。

 活動方針では@各種研修による組織強化A同胞和合事業推進B高齢者・障害者への特別給付金要望活動―などが採択された。特に、青年育成として13年間にわたって続けられてきた青年会の母国訪問団に対する支援を継続していくことが確認された。


■□奈 良

総連との和合協議すすむ

 【奈良】奈良県本部(金吉龍団長)の第45回定期地方大会が16日、同本部で地方委員30人が出席して開かれた。金団長は在日同胞社会の情勢を振り返りながら「力を合わせて民団事業を推進しよう」と地方委員らに呼びかけた。活動方針の中で特に、朝鮮総連との和合について協議が進んでいることが報告された。


■□千 葉

民団半世紀史来春に発刊へ

 【千葉】民団千葉県本部(朴昇浩団長)は15日、同本部で第39回定期地方委員会を開催した。地方委員73人中65人が出席して成立、活動報告・決算を承認した。

 今年度は、民団千葉県本部の半世紀にわたる歩みを記録した『民団史』(同編纂委員会、羅正相委員長)を2001年1月に発刊することになった。また、基本財政確立のための方案も認められた。

 民団中央本部からは具文浩副団長が出席した。


■□和歌山

草の根交流と介護保険対策

 【和歌山】民団和歌山県本部(崔博団長)は16日、同本部で第38回定期地方委員会を開き、各議案を原案どおり承認した。

 活動方針では、特に地方参政権獲得運動と地域草の根交流に力を入れている。また、高齢者を抱える同胞家庭を回り、介護保険制度について周知徹底を図る。 地方委員40人中29人に参加で成立。民団中央本部からは具文浩副団長が出席した。

(2000.04.19 民団新聞)



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