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在日と韓国のアーティスト勢揃い

全国11都市で韓国伝統芸能公演へ



出演者の一人、在日同胞
舞踊家の卞仁子さん

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埼玉皮切りに5月17日からスタート

 在日同胞と韓国の一流伝統芸能芸術家による韓国民族伝統芸能の公演が5月17日から6月1日まで、全国11カ所で開かれる。

 公演は韓日両国民の友好と北東アジアの平和をテーマに在日と韓国の芸術家が「舞・謡・奏」をテーマに行われる。

 在日同胞の出演者は卞仁子、趙寿玉、河玉蓮、高賢姫、安留奈の5人の女性。舞踊家の卞さんは89年にソウルで開かれた第1回全国サムルノリ大会一般部門で優秀賞を受賞した経歴を持つ。

 また趙さんは、在日同胞として初めて韓国重要無形文化財97号の履修者として認定を受けている。河さんは準人間文化財の丁明淑氏に師事しチャンゴを学んだ。安さんは9歳からカヤグム、ヘグム、チャンゴを学んできた在日3世。

 一方、韓国からはKBS民俗楽団長の崔友七氏、重要無形文化財第98号京畿道堂舞履修者の金燦燮氏、東国大学国楽科講師の金茂慶氏、南原国立国楽院指導者の李鐵柱氏、全国名昌大会最優秀賞の朴桂香氏、キムスンジャ伝統芸術研究院指導委員の朴大成氏の6人が来日する。

 公演は、韓国側6人の演奏に合わせて在日の舞踊家らが踊る。プログラムは扇の舞、即興舞、アジェン演奏、僧舞、サルプリ、パンソリ、民俗楽器演奏、チャンゴ舞、ソゴ舞など韓国の伝統に則った舞踊や演奏が披露される。

 公演を企画したのはアジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会。各公演は地元人士たちによる実行委員会が主催する。


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公演日程は次の通り

▽5/17=埼玉会館大ホール

▽5/18=横浜・関内ホール

▽5/20=仙台市民会館大ホール

▽5/21=郡山市民文化センター中ホール

▽5/22=前橋市民文化会館大ホール

▽5/24=下諏訪総合文化センター大ホール

▽5/26=東京中央区立中央会館ホール

▽5/27=東京・ルネこだいら

▽5/29=大阪府立青少年会館文化ホール

▽5/30=松山キャメリヤホール

▽6/ 1=福岡メルパルクホール

 問い合わせは日本アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会(03―5363―3470)へ。

(2000.04.19 民団新聞)



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