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在日同胞Kリーガー

朴康造が韓国代表入り



在日同胞初の韓国代表となった朴康造

 韓国サッカー協会が12日の技術委員会で5月28日と30日の国際親善試合でユーゴスラビア代表と対戦する韓国代表メンバーを発表し、兵庫県出身の在日韓国人選手の元Jリーガーで、Kリーグ・城南一和のMF朴康造(20)が抜てきされた。

 ユーゴ戦に出場する韓国代表のメンバーは23歳以下の若手チームで事実上の五輪代表チーム。

 許丁戊監督は「小柄だが、ボールを操るテクニックがあり、ゲーム運びが優れている」と抜てきの理由を述べた。

 朴は日本で高校卒業後、98年にJリーグの京都パープルサンガに入団したものの、2シーズン中わずか一試合しか出場できなかった。

 不本意な成績に終わった朴は、昨年末、母国でのプレーを夢見て、テスト生として門をたたき、今年1月、年俸3600万ウォンで城南に移籍した。シーズン序盤からチームの攻守をリードしながら城南の戦力を高めた。昨季のリーグ王者、水原三星と顔を合わせたスーパーカップでデビューを果たすと、開幕戦から攻撃的MFとしてレギュラーに定着。先ごろの大韓火災カップではベスト4進出の原動力となった。

 朴は「信じられない。まるで夢のよう。こんなに早く夢が叶うとは思っていなかった。胸の太極旗に恥じないようベストを尽くしたい」と意気込んでいる。

(2000.05.17 民団新聞)



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