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韓・露の架け橋役担う

交通情報大が李九烈さんに名誉博士



名誉博士学位を受けた李九烈さん
(写真左から2人目)

 【栃木】韓・露両国の架け橋役を担い、このほどロシア国立交通情報大学から名誉経済学博士の学位を贈られた李九烈さん(76、栃木韓商会長)の受位を祝う会が11日、宇都宮市内のホテルで開かれた。

 これは在日同胞有志と、地元氏家町の町長をはじめとする日本人関係者が発起人となり呼びかけたもの。李さんの幅広い交友関係を反映してか、参加者は北海道、九州にまでまたがり300人余りに上った。また、ロシア国立交通情報大学からも、同サイバー大学の李静雲副総長が駆けつけた。

 李さんは1979年、大田市に高速・市外バス総合ターミナルを建設、韓国の交通文化発展に貢献した。また、ロシア国立交通情報大学が構想した韓・露サイバー大学設立にあたっても技術研修生を受け入れるなど、韓露間にまたがる教育面の功績が認められた。ロシア交通情報大学が外国人に名誉経済学博士の学位を贈ったのは開校以来67年の歴史で初めてという。

 席上、民団中央本部から来賓として出席した金宰淑団長は、戦前・戦後を通じて血のにじむ努力で今日の経済基盤を築いてきた李さんの陰の努力をたたえた。

(2000.05.17 民団新聞)



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