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婦人会兵庫がコツコツと募金

故郷の家・長田に550万円寄付



尹理事長に募金を伝達した
婦人会兵庫のオモニたち

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2月から自発的に募金開始

 【兵庫】神戸市長田区に建設中の「故郷の家・長田」に対する在日同胞社会からの支援ムードが、少しずつ広がりをみせている。22日には婦人会兵庫県本部(李甲出会長)が、2月からコツコツ集めた募金550万6000円を届けた。

 同会では、地元に在日同胞と日本人の共生の老人ホームが建設されるとあって当初から多大な関心を寄せ、堺市の「故郷の家」を訪れて尹基理事長から直接話を聞いた。2月の役員会で初めて役員に寄付を募ったところ、思っていた以上の金額が集まったことで募金活動が本格化した。

 金額は1000円から最高は100万円までと幅広かった。李会長は「最初はどれだけ集まるか不安だったが、支部研修を兼ねた先日の淡路花博見学の折りは、バスの中でオモニたちが自発的に寄付をして下さった。地元神戸からさらに広がりをみせてくれればうれしいです」と話している。

 この日、婦人会兵庫からは李会長をはじめとする婦人会本部役員と15支部の会長団が堺の「故郷の家」を訪れ、尹理事長に募金を手渡した。尹理事長は「うれしいです」と述べ、その場で李会長を「故郷の家・長田」の後援会長に指名した。

 「故郷の家・長田」の建設資金として厚生省と神戸市からは6億8000万円の補助金が出ているものの、残り5億9000万円は自力で集めなければならない。20日現在の募金総額は4333万7787円(目標の7・3%)となっている。

(2000.05.24 民団新聞)



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