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新韓銀行、総合金融グループ化へ

理事会決定、持株会社を設立
独自存続の基礎強化



 新韓銀行は5月24日、理事会を開き、銀行、保険、証券会社などを率いる純粋金融持株会社を作り、外国資本を積極的に誘致することを決めた。

 韓国内では現在、生き残りをかけて、「ハンピッ銀行」+「朝興銀行」や「国民銀行」+「外換銀行」の合併説が流れており、新韓銀行も他行からラブコールを受けていた。しかし、合併より独自生存の基礎を強化する路線を選択したことで内外から注目されている。また、大型化に向けた合併戦略は別途に検討中だと明らかにした。

 新韓グループは現在、親会社の新韓銀行の下に、証券、保険、研究所、リースなど6つの系列会社を置いている。今回の総合金融グループ化は、金融子会社を管理する「新韓金融持株会社」を設立し、その下に銀行、保険、証券、投信、リース、研究所、新韓銀システムの7社をおく。

 新韓銀行はグループ化計画を推進するプロジェクトチームとして、羅応燦副会長を委員長とする「持株会社研究委員会」を構成することにした。

 新韓銀行関係者は「金融界の構造調整環境と兼業化に積極対応するため、持ち株会社設立を通じた総合金融グループ化計画を考えた」としながら「まず、グループ内部の構造調整方向を整理し、今後、金融圏構造調整に能動的に対処する」と話した。


新韓証券をはじめ系列会社3社が
株主総会を開いた

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新韓グループ各社が株主総会

 新韓銀行の子会社である、新韓キャピタル(リース)会社、新韓証券、新韓生命保険の3社は25日、新韓銀行内の会議室でそれぞれ株主総会を開催した。

 午前10時から開かれた、新韓証券(柳亮相社長)の第40期定期株主総会には民団中央本部の金宰淑団長も参席し、「新韓証券は、2年連続の黒字を上げ、市場占有率一位という誇らしい成績をおさめたと聞いた。これは高度情報化時代に対応し、内実化へ絶え間ない努力を注いできたみなさんの経営技法が実ったものだ」としながら、「在日同胞としても新韓証券の発展へ協調を惜しまない」と述べた。

 新韓証券は今期、860億ウォンの純利益を上げ市場占有率1位の成績を上げた。また、リース会社の新韓キャピタル(姜信重社長)も79億ウォンの純利益を上げ、新韓生命保険(高永善社長)は641億ウォンの純利益を上げたことが報告された。

(2000.05.31 民団新聞)



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