| 韓国の民族楽器を演奏し 新一年生を歓迎する上級生たち |
【大阪】4月から生野区の大阪市立御幸森小学校(河本謙治校長)に通っている在日同胞新1年生を民族学級に迎える「入級式」が26日、同校講堂で行われた。
今年度から「民族学級」に入ることになった新1年生は14人。全員セットンチョゴリとパジチョゴリで盛装して式典に臨んだ。
河本校長は韓国語で「おめでとう」と歓迎のあいさつ。続いて民族学級で学ぶ6年生が、「今日から一緒に勉強しましょう。分からないことがあったら、私たちに聞いてください」と呼びかけた。入級を祝い、4年生から折り紙でつくった韓服のカード、同胞保護者会(具圭三会長)からは韓半島の地図をイラストで描いた下敷きがそれぞれ贈られた。この後、2年生がチャンゴ、ケンガリ、プク、チンによる器楽演奏で歓迎の意を表した。
これに対して、新1年生はというと「あんなにできるのかな」と戸惑いぎみ。そばについていた金昌代講師が「できる。できる。練習すればできるようになるから」と励ます一幕も見られた。
御幸森小学校は生野区の通称「コリアタウン」の中心にあり、児童数285人中、180人が在日同胞で占められている。在籍比率は63・1%と全国一高い。
(2000.05.31 民団新聞)
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