民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー



◆駐車料金が10分単位に

 9月からソウル市内公営駐車場の基本料金制が廃止され、駐車料徴収単位が10分に一元化される。また、駐車料金常習滞納車両は車輪止めをはめて取り締まる。ソウル市はこのほど、このような内容を骨子とした「駐車場設置及び管理条例」改正案を作成した。

 これまでの30分までの基本料金制と2時間超過時料金を2倍徴収する加重料金制は廃止される。

 また駐車料金を10万ウォン以上滞納したり、料金を納めないで逃走した事例が3回以上の車両がふたたび公営駐車場に駐車をする場合、車輪止めをはめて、運行不能にする方針だ。

 ただし、国家有功者と障害者車両に対しては料金減免幅を現在の50%から80%と拡大し、はじめの1時間までの免除制度は廃止した。同改正案は6月19日に立法化し9月に施行される見通しだ。


◆済州道に海上ホテル

 済州道に超大型遊覧船を利用した海上ホテルが登場しそうだ。済州市によると、潟}リンテックが最近、済州空港西方の梨湖洞海岸に総額300億ウォンを投資、海上ホテルと各種マリーナ施設を整え、3万9000uの共有水面占用許可を申請中だという。

 同社は海上ホテルに使用する、長さ165メートル、1万7000トン級のクルーズ船を日本の新日本フェリー社と契約した。

 150の客室と海水サウナ室、船上カフェ、コンベンションセンターなどの施設を揃え、隣接共有水面に3000uの建物を建て、ジャングルレストラン、スキューバショップなどを運営する計画だ。来年2月ごろにオープンする。


◆済州−成田の直行便開設を

 済州道は2日、外国人観光客誘致のために済州−台北路線を復活し、済州−成田直航路線を開設するよう建設交通部に建議した。済州−成田路線は現在、週6回釜山経由が運航されているものの、釜山での待機時間を含めた運航時間が4時間(直行便なら2時間30分)の上、済州到着時間も午後6時以降のため、日本人観光客が利用を敬遠している。

 済州道は釜山経由の航空便中、週2回程度を直行便に転換して、到着時間を午前に調整することを求めている。

 済州−台北直航路線は92年9月に韓中修交以後、台湾政府との国交断絶で中断。92年に4万3000人だった台湾からの観光客数が、昨年はわずか2200人にまで急減し、他の東南アジア地域の観光客誘致にも影響している。


◆「テコンド公園」の誘致合戦

 今年のシドニー五輪から正式種目となった韓国の国技テコンドだが、文化観光部が2007年までに建設予定の「テコンド公園」の造成をめぐって、各都市で激しい誘致合戦を展開している。

 このような中、済州道は「テコンド公園」の候補地として南済州郡大靜邑の127万余坪規模の牧場を無償で提供すると表明した。済州道の推薦候補地は済州空港と済州港から35q以内25分の位置で、北に漢拏山、南には馬羅島まで一望できる広大な牧場。年平均気温が16.5℃で、転地トレーニングに最適とアピールしている。

 「テコンド公園」はテコンド殿堂、トレーニングセンター、青少年施設、観光団地など6つのブロックで造成、世界的な観光名所になることが見込まれ、現在、全国10都市が立候補し、誘致合戦を繰り広げている。政府側では7月中には候補地を確定する。

(2000.06.07 民団新聞)



この号のインデックスページへBackNumberインデックスページへ


民団に対するお問い合わせはこちらへ