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2002W杯・民団が10都市連絡協を構成

講演活動、ネット広げ効率化
8月に全国オリニサッカー大会



神奈川県本部会館で開かれた
民団の10都市連絡協議会会議(6月16日)

 【神奈川】韓国と日本が共催するサッカーの2002年ワールドカップ(W杯)まで2年を切り、大会の成功へ地域社会で幅広い後援活動を展開していこうと、日本側開催十都市の民団地方本部連絡会議が16日、民団神奈川県本部で開かれた。会議では@韓日の架け橋的存在として在日同胞が寄与し地域社会にアピールしていくA日本の開催十自治体と効果的な協力体制を構築し、全国ネットを整備していくB在日韓国人後援会・開催地推進委員会の構成と相互情報交換拡大などを確認した。

 民団では昨年5月に「2002年W杯在日韓国人後援会」を結成したが、開催10都市の民団代表による会議は初めて。会議には、中央の三機関長をはじめ地元神奈川、北海道、宮城、新潟、茨城、埼玉、静岡、大阪、兵庫、大分の各地方本部団長と事務局長が出席した。

 開催地方を代表して民団神奈川本部の黄昌柱団長は「ようこそ横浜へ。決勝戦が行われる地でもあり、このような会議をこの地で開けてうれしい。成功に向け、地域住民の一員として日本の開催自治体と二人三脚で後援活動を展開していこう」と呼びかけた。

 中央本部の金宰淑団長は、「みなさんの地元は開催都市でもあり、2002年W杯にちなんだイベントも数多い。地方ごとに様々な活動に取り組んでいると思う。各地方と情報交換をしながら効率的な後援活動を展開してほしい」と呼びかけた。

 会議は、各地方からこれまでの活動状況が報告されたあと、今後の具体的な後援活動について意見交換を行った。

 その上で、@後援事業の効率化へ開催都市本部のネットワーク作りA募金活動の主導的役割B地元で開かれる韓日サッカー交流試合の歓迎・応援CW杯を記念した各種イベントへの積極支援D韓国開催自治体と日本開催自治体との姉妹結縁への参与などを展開していくために各地方本部に後援会の「開催都市推進委員会」を今月中に構成していくことが確認された。

 また、当面の活動として、@日本組織委員会(JAWOC)からの要請が予想される通訳などのボランティアに対応A在日同胞社会のサッカー熱を盛り上げるために夏休み期間中に「全国オリニサッカー大会」の開催などを申し合わせた。

 会議後、各地方代表らは横浜市内のホテルで行われた「韓日開催都市自治体首長会議」のレセプションパーティに参加し、韓日各都市の代表らと歓談した。

(2000.06.21 民団新聞)



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