インターネットで駐日韓国企業に就職しませんか―。韓国から日本に進出している企業やその現地法人などで構成される駐日韓国企業連合会は二十六日から七月十日まで、初の試みとしてインターネットを利用した人材募集「コリア・ジョブ・フェア」を実施している。
同フェアは、ホームページの「コリア・ジョブ・フェア」にアクセスする。現代ジャパン、ヒュンダイモーター・ジャパン、LG、太平洋など駐日韓国企業十六社が在日同胞などの求職者を募集している。アクセス後、各企業が募集内容や勤務条件などを公開しているので、自分の条件にあった企業があれば「志望」ボタンから履歴書などを入力して送信する。
企業は七月十一日から優良な人材に対してEメールなどで面接の通知を送り返す。
募集対象は、在日韓国人および留学生、日本人学生の新卒、業種別中堅社員など。いずれもある程度の韓国語能力が必要とされる。
駐日企業連合会はこれまで、ブースを設けて就職説明会を開催してきたが、学生の多くがインターネットに接続できる状況にあり、地域性と即時性を考慮し、費用も節約できるとネット上での募集を実施することになった。今年は十六社だが、連合会の事務局を担当する韓国貿易協会東京支部の朴商吉次長によると、参加企業は増加していく方向にあるという。
駐日企業は本国のIMF体制を受けて一昨年から減少傾向にあったが、経済回復が進む今年六月現在では昨年より九企業増の二百四十八企業となっている。またリストラも一段落したため、採用も増加傾向にある。現地での採用は九八年に減少したが、昨年、今年と増加し、現在は三千二百八十人が就業している。
朴次長は「魅力ある駐日韓国企業に優秀な多くの人材が応募して欲しい」と語っている。
URLはhttp://www.kofec.or.jp
(2000.6.28 民団新聞)
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