民団新聞 MINDAN
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109人、同世代どうしで交流

青年故郷訪問団、ソウルで



ソウル入り初日の夕食会で
プルコギを楽しむ参加青年

 【ソウル】本国を直接訪ね、自分自身で体験することによって在日韓国人としての自覚を持ってもらおうと民団が実施している青年故郷訪問団が10日、3泊4日の日程を終えた。

 今回の参加者は、全国各地の同胞青年109人。勤労青年も多く、仕事をやりくりして捻出した時間を利用して駆けつけた。

 7日にソウル入りした一行は、民俗村、テーマパークのエバーランドなどを見学した。また9日には、各班に分かれて、チェックポイントを通過しながら自由にソウル市内を散策するオリエンテーリングも行われた。

 初めて本国を訪れる青年もおり、東京と変わらないソウル市街の発展ぶりに驚く姿も。また、個人や家族で何度か訪韓した経験はあるが、同世代の同胞との交流が楽しいと語る参加者が多かった。

 期間中に友人になり、帰日後の再会を約す青年たちの姿が目立ち、本国訪問を楽しんだ様子だった。

 青年故郷訪問団は、同胞との触れあいが少ない3世・4世が本国を直接体験することによって自らのルーツを確認してもらうと同時に青年同士の交流も深めてもらおうと87年から開始された。

 これまで、すでに3500人以上の青年が本国を訪れている。

(2000.07.12 民団新聞)



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