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金正日国防委員長の訪韓

年内か来春を予想



 金大中大統領は、7日の与党・民主党国会議員らとの青瓦台での夕食会で北韓の金正日国防委員長のソウル答礼訪問時期について「早ければ今年末、遅ければ来年春ごろになるだろう」と述べた。民主党の朴炳錫スポークスマンが明らかにした。

 「6・15南北共同宣言」では金国防委員長が「適切な時期」にソウルを訪問するとされているが、金大統領がその時期について具体的に言及したのは初めて。

 金大統領は、これに先立ち党指導部から党務報告を受けた席で「党と国会で南北問題をとりあげるとき、現在は統一を目標とする時期ではなく、交流・協力を優先視する時期だということに留意しなければならない」と強調した。

 さらに「対北関係は堅固な安保を基盤に、和解と協力を増進していかなければならない」と表明、「米国・日本・中国・ロシアの周辺四国との関係が重要であり、韓・米・日3国間の共助体制をしっかりと維持することも重要だ」と述べた。

 朴在圭統一部長官は4日に開かれた国会議員の研究団体主催の討論会で、金正日国防委員長のソウル訪問時期について「金委員長が『(南北)高位級会談を一、2回開いた後、3回目ぐらいに私が(ソウルに)行く』と述べた」と説明。同時に「われわれが平壌訪問を準備したところ2カ月が非常に短かったので、今から金委員長の答礼訪問を準備している」と明らかにした。

(2000.07.12 民団新聞)



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