【大阪】これまでの授業の枠を超えた総合的な学習の一環として白頭学院建国高校（李英秀理事長、張成秋校長）に昨年、新設された韓国文化特別コースでは、今年も一芸に秀でた社会人を講師に迎えて「オープンスクール」を実施した。
今年は「表現」がテーマだった。映画監督、カメラマン、編集者ら日本人を含む八人の講師が十日から十四日までの期間、建国高校の教壇に立ち、「伝えたい思いをいかにして表現するか」について語った。
十日は李淳美さんが教壇に立ち、著書のタイトルともなっている『私が韓国へ行った理由』について語った。李さんはもともとマスコミ志望だったが、夢かなわず出版社に勤務。やがて民族的アイデンティティに悩むようになり、韓国に留学した体験の持ち主。
生徒たちは、「やりたいことをまず見つける。そこから始まる」という李さんの言葉に励まされた様子。一年生の崔敏幸君は「韓国留学で頑張って韓国語を覚えた話を聞いて、努力しないといけないと思った」と話していた。
(2000.07.26 民団新聞)
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