民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
在韓被爆者の姿収める

写真展「韓国のヒロシマ」



原爆で顔を焼かれ、
乳房を奪われた金畢禮さん。
寝たり起きたりの日々を送っている

■□
東京・長崎で写真展

 広島・長崎で被爆し、やっとの事で帰国した韓国で、後遺症に苦しみながら半世紀を生きた在韓被爆者の姿をカメラに収めた鈴木賢士さんの写真展「韓国のヒロシマ」が31日から東京、8月7日から長崎で開催される。

 現在、在韓被爆者は約一万人。その多くは慶尚南道の陜川郡の出身者。陜川は「韓国の広島」と呼ばれている。

 フォト・ジャーナリストの鈴木さんは98年夏から7回訪韓し、在韓被爆者を撮り続けた。展示される約五十点の写真には多くの被爆者が後遺症に苦しむ姿が写し出されている。

 鈴木さんは「日本人が知らない事実を多くの人に知ってもらいたい。また在日の方にも自国で生きている被爆者のことを知ってもらいたい」と話している。

 8月1日の午後6時から、鈴木さんを講師に招き、スライドで「韓国のヒロシマ」を上映するフォトセミナーが開かれる。参加費は無料。

▽東京会場=銀座ニコンサロン(31日から8月5日まで)、午前10時から午後7時(祝日・日曜日休館)。入場無料。

 ▽長崎会場=長崎新聞文化ホール(8月7日から12日まで)、午前10時から午後6時(7日午後2時より、12日午後5時まで)。入場無料。

 問い合わせは、ニコンサロン事務局(03-3216-1073)、長崎新聞文化ホール(095-844-2111)まで。

(2000.07.26 民団新聞)



この号のインデックスページへBackNumberインデックスページへ


民団に対するお問い合わせはこちらへ