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新世紀の民族教育探る

在日韓国人教育者大会



2日目の主題講演を行う姜永祐氏

 各地の民族学校と韓国教育院の教師、民団の文教関係者らが一同にそろい、民族教育振興策を考える第37回在日本韓国人教育研究大会(在日本韓国人教育者協会主催、東京韓国学校主管)が都内のホテルで開かれた。今年は「グローバル社会における民族教育の方向」をテーマに7月26日から3日間にわたって活発な討議を行った。全国から関係者130人が出席した。

 初日は民団中央本部から金宰淑団長が駆けつけ、激励のあいさつを述べた。この日は崔相龍駐日大使から「韓日関係の現状と課題」と題する特別講演が行われた。

 2日目は姜永祐京都民族文化研究所長(民団中央本部議長)の主題講演を受けて民族学校、教育院、社会教育・民族学級の三つの分科会から個別に提案発表がなされた。席上、民族教育促進協議会の金光敏さんは「大人たちは北か南かのイデオロギーに振り回されてきたが、民族学級の子どもたちにはそれがない。これからは大人たちが双方一緒になって民族教育権の確立に向けて努力して欲しい」と呼びかけた。

 来年は福岡で開催される予定。

(2000.08.02 民団新聞)



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