【ソウル】民団中央本部の金宰淑団長は8日、政府中央庁舎に李漢東国務総理を訪ね、南北首脳会談の成功を祝すとともに、地方参政権問題など在日韓国人の関心事について意見を交換した。
金団長は総理執務室で李総理と面会、6月の南北首脳会談の成功を期に、韓半島の平和定着と平和統一に向けた努力を高く評価した。また首脳会談の直後、朝鮮総連に対して条件を付けない対話を呼びかけた経緯を説明しながら、在日同胞社会の和合と交流を促進していく決意を表明した。
同時に金団長は、南北閣僚級会談で合意を見た朝鮮総連系同胞の韓国訪問団については原則的に歓迎しつつも、人道的立場から民団が25年前から実施し、すでに5万人が故郷訪問を実現した母国訪問団について触れ、整合性の問題も含めて慎重に検討して欲しいと要請した。
また、2年後に迫った2002年FIFAワールドカップに関しても、在日同胞後援会が中心となって募金をはじめとした積極的な後援活動を展開するとともに、韓日の架け橋役を担うことも約束した。金団長は、この日、外交通商部に李延彬長官を訪問し、意見交換した。
(2000.08.23 民団新聞)
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